終い天神・京都北野天満宮へ掘り出し物を見つけに
終い天神とは
こんにちは、たき子です。
今週の月曜12月25日、街はクリスマスで賑わう中、京都の北野天満宮を訪れました。
目的は蚤の市。
御祭神である菅原道真公の誕生日と命日がいずれも25日であることから、北野天満宮では毎月25日に『天神市』が開かれるのですが、12月の天神市は年の最後の天神市ということで、『終い天神(しまいてんじん)』と呼ばれ、特に賑わうのだそうです。
蚤の市でのお目当ては和皿。
家にあるお皿はほとんど洋皿ばかりで、大ぶりの魚の煮付けなんかを盛るのに、カレー皿しかないんです(汗)。
レシピネタが多いブログ書いてるくせに~。
写真の画質と腕と盛り付けのセンスは、簡単には改善できそうにないから、せめてお皿に助けてもらわなくっちゃね!
というわけで、インスタ映えしそうなお皿を買いに(インスタしてないけど~)、寒い年末に、ただでさえ寒い京都くんだりまで足を運んだのでした。
でも、京都好きなんですよね~。
私の若い頃は神戸好きの友達が多くて、北野の異人館とか人気だったけど、私はだんぜん京都だったなあ。
街並みとか空気とか独特ですよね♥
京都へはおけいはん
京都への足はおけいはん(京阪電車)。
京阪電車もわりと好き。
大阪から終点の出町柳までびゅーんと特急で行けるのに特急料金とかとらないんやもん。
すっごいお得感あります。
最近になって、特急の中の一部は“プレミアム”車両ができて座席指定になり特急料金がいるようになったけど、それはごく一部で基本は普通に乗れるし。
ということで、特急でびゅーんと出町柳へ。
出町柳からは市バスです。
出町柳の駅は地下で、地上に上がったところには鴨川が。
寒空の下、散歩している家族連れやカップルがけっこういました。
バスが難しい…
北野天満宮へのアクセスは、北野天満宮のホームページを参照すると、
●名神高速道路南インター又は東インターより約30分
●JR京都駅より市バス50・101系統
●JR・地下鉄二条駅より市バス55系統
●JR円町駅より203系統
●地下鉄今出川駅より市バス51・102・203系統
●京阪出町柳駅より市バス102・203系統
●京阪三条駅より市バス10系統
●阪急大宮駅より市バス55系統
●阪急西院駅より市バス203系統
●京福電車白梅町駅より徒歩5分
いずれも北野天満宮前下車すぐ
と書かれています。
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とりあえず、バスに乗れば簡単にたどりつける♪
…と思っていた私があさはかでした。
まずバス停がわからない!
出町柳の駅から地上に出るとそこは大通りで、案内板とか特になくて、四つ角のあっちやこっちに地味にバス停らしきものはあるけど、そのうちのどれに乗ればいいのやら。
一応スマホでナビしてみたりもしたけど???
“北大路通”行きに乗ればいいはず。
悩んだ末、1本のバスに乗り込んだのですが、10分ぐらいで着くはずがなかなか着かないんですよね。
やがてバスのアナウンスが
「次は佛教大学前」
アカン~
そっちに曲がったらアカン!
北野天満宮から離れて行く~!!
あわてて下車し、歩くことに。
予定通り最寄のバス停で降りていれば北野天満宮までは徒歩5分のはずだったのに、30分ほどのところに降りたってしまいました。
バス難し~!
アカンやん
外国人観光客も多いのに
それとも私がタコなだけ?
しゃあないからここから歩こう
それにしても
さっむ~
住宅の間を歩いて北野天満宮へ。
小雨まで降りだすし。
それでも、キロまでの道中は、初めて歩く道なのに妙に懐かしい雰囲気がして、ちょこっと楽しかったかな。
途中の川の風景
北野天満宮に到着
今度は迷うまいとナビを片手に歩き、やっと、人だかりが見えてきました。
神社の回りを、ぐるりと市が取り囲んでいます。
多いのは古着や、
食器類などなど。
古道具や骨董品ばかりではありません。
新品の焼き物なんかも販売していました。
他には、正月用のお飾りや、
ぐつぐつ煮えたぎるおでんなんかも。
おいしそ~。
おでんは食べませんでしたが、玉コンニャクが煮まれ串刺しにして売られていたのを食べました。
1本100円でアツアツ!
めっちゃ美味しい♥
ひと通り見てまわりながら境内へ。
どこも人で賑わっています。
猿回しや~。
一応お参りなんかしてみようと思ったのですが、並んでいたのでやめて(笑)、撮影だけ。
あんまり時間もないので、市に戻ります。
お宝あったかな?
ようし、お宝探すぞ~!
お目当ての食器類は値段も物もピンきり。
何万円もするものもあれば、100円の物も。
ちょっといいなと思ったら3000円位するものも多いんです。
アカンアカン
それなりの物をそれなりの値段で
買うなら
何も電車賃使って京都まで来なくても
その辺の店で買えばいいんやもん
あくまでも掘り出しもんを買うのが目的!
値段のついていない物も多いのですが、そういった店に限って気難しそうなおっちゃんが奥でタバコくゆらせていたりして値段を聞きづらいんですよね~。
中には、昔よく親戚のおばちゃんが巻いてたキツネの顔つきの襟巻きや、
市松人形なんかも。
こわ~(汗)。
市松人形!!
山岸亮子さんの「私の人形は良い人形」っていう漫画をご存じでしょうか?
あんなに怖い漫画は後にも先にもない~!
ってぐらい怖いんですよ~(汗)。
単行本を持ってたんですが、家にあるのが怖くて怖くて売ってしまいました。
市松人形だけはタダでくれると言われたって絶対いらん…。
見つけた!掘り出し物
そんな中、ようやく見つけた四角い大皿。
1枚400円。
けっこう重い~。
そのお店はリーズナブルで、楕円形の桜の深皿も300円。
それぞれ2枚ずつ、合計4枚買ってずっしり。
重いので風呂敷に包んで持たせてくれました。
目的は果たしたので帰ろうと思ったのですが、その時みつけたのが、丸い立派な大きなお皿。
ええなあ~。
高いんやろうな~と思いひょいとみるとなんと300円の値札が。
何かの間違いじゃないかと聞いてみたら、
「いいでしょ~、それ。でも重すぎて売れないんです~」
との事。
確かに重い!
重いし大きい。
写真ではそこまで大きく見えませんが、直径30㎝あり厚みもある大物なんです。
さっきの4枚と合わせたら持って帰るの大変やぞ~(汗)
…でやめといたのか?
もちろん買いましたとも!
5kgほどになってしまった荷物を腕に食い込ませながら、混み混みの市バスで出町柳駅に戻り、再びおけいはんで帰りました。
“のみのいち”違いや!
ああ、くたびれた~。
でも収穫収穫♥
他にも、祝箸やお屠蘇などを授与していたらしいのですが、時間がない上に行きしな迷ってよけいに歩いた分時間がますますなくなって、祝箸やお屠蘇もらう余裕がなかったんです。
今度行くときは、もうちょっと時間に余裕を持ってゆっくり見て回りたいですね~。
帰って息子に
「京都に蚤の市行ってきたよ」
と話すと、
「飲みのいち? 飲んできたん?」
確かにお屠蘇もあるけどね~(笑)。
のみのいち。
蚤の市も飲みの市?ものんびり行くのがよろしいようで~♪
北野天満宮
京都市上京区馬喰町