おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

『第21回ビギンさだ吉寄席』実力者の子ども達による笑いの競演

さだ吉倶楽部とは

こんにちは、たき子です。

今週の月曜日(1月8日・祝)、先日告知させていただいた『第21回ビギンさだ吉寄席』に行ってきました。



ビギンさだ吉寄席は、露の都さん(日本で第一号の女流落語家)が茨木市で開いておられる子ども落語教室『都組さだ吉倶楽部』の生徒さんによる落語会で、春夏冬休みに合わせ、年に3回開催されてます。



子ども落語といっても、プロの興業に出演したり、テレビ出演したり、様々な大会で賞をとったりと、実力者揃いのメンバーなんです。





昭和の匂い ビギンホールへ


場所は、大阪・京橋のビギンホール

真実の口のある商店街を少し入ったところに“業務スーパー”があります。



その業務スーパーを入った、すぐの右手のドアを開ければ薄暗い階段が。



こんなところにホールが?
と思うようなスペースですが、あるんですね~。

こういう雑多な雰囲気は嫌いではありません。
こういった所からスターが生まれたりする!
…っていうのはドラマの見すぎ?



ビギンホール
へ到着。

木戸銭の100円を払い中へ入ると、『ビギンさだ吉寄席』がにぎにぎしく始まったところでした。

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さだ吉倶楽部の羽生結弦


トップバッターは、無敵亭大我くん。



キレのよさ、テンポの良さが売りの大学1年生。

この日のネタは『秘伝書』。

ヤンチャな口調の人物を演じても、自然とにじみ出る品の良さは、さすが“自称”さだ吉倶楽部の羽生結弦です!



去年の秋には関西の情報番組「ちちんぷいぷい」にも出演したそうで、今をときめく落語男子なんですよ~。


華のある落語ガール


二番手は、ぴょんぴょん亭うさぎちゃん。



うさぎちゃんも、去年テレビでも取り上げられた注目の
小学5年生の落語ガールなんです。
登場すると、花が咲いたように会場を明るくしてくれます。

この日のネタは『根来の住蛇が池』。

難しいネタにチャレンジして、すごいな~と思ってていたら、最後の挨拶で「今年はいろんなネタに挑戦したい」と言ってました。



あなたはエラい!

そうよね、人間日々勉強しないとね~。
私らみたいな年になると、一旦老化しだすと加速するからね~(汗)。
肝に命じます!はい。


芸はアラフィフ?


お次は、独楽家なおい丸くん。



うさぎちゃんと同じ小学5年生です。

この日のネタは『崇徳院』。

今放送されているNHKの朝ドラ「わろてんか」で、
北村有起哉さん演じる月の井団真が一所懸命稽古していた

 “せをー、はやみ”

 “いわにせかるるー、たきがわーの”

の、有名なあの百人一首が出てくる噺です。

目を閉じて聞いていると、脂の乗ったアラフィフの噺家みたいな堂々としたはなしぶり。



出演直前まで楽屋で宿題をしていたなんて聞くと、やっぱり普通の小学生なんだな~と思う、そのギャップがすごいです。

30分もの大熱演で、会場を飽きさせることなく笑いの渦に巻き込んだなおい丸くんの、底知れない力量にうなるばかりでした。


落語一家の次女


中入り後に登場したのは、今回が2回目となるゲスト出演の、ほおずき亭ねこまたちゃん。



お姉さんのぱあるちゃん、弟のこねこくんも落語をしているという、落語一家の中学2年生です。

この日のネタは『鴻池の犬』。

安定感抜群のしっとりした風情は、中2とは信じがたいほど。



お姉さま~って頼りたくなる、肝の座った貫禄すら感じるねこまたちゃでした。


ロックバンドのボーカリスト


トリは高校2年生の、秋風亭もみじくん。



最近ではバイトとバンドに明け暮れる、ロックバンドのボーカリストでもあるもみじくん。

この日のネタは『くっしゃみ講釈』。

持ち味の軽妙な口調と、喜怒哀楽の激しい表情がこのネタにぴったり。
大爆笑で最後を締めくくってくれました。



次回の予定は4月頃との事。
また、いっぱい練習してオモロイ噺を聞かせてくださいね~♪

本日の日めくりカレンダーです。

1月10日(水)

『習うは一生』

実にタイムリーな言葉ですね~♪


今日は十日戎
関西では親しみを込めて“えべっさん”って呼ぶんですよ♥