おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

ドラマ『モンテ・クリスト伯』突っ込みどころ満載の復讐劇

愛読書だった
 小説『モンテ・クリスト伯』


こんにちは、たき子です。

この春の連ドラ『モンテ・クリスト伯』をご覧になってますか?



1話でディーン・フジオカがホームレスのような姿で牢屋に監禁されていた姿は衝撃的でした!

実は私、原作の小説『モンテ・クリスト伯』が大好きで、中学生の頃初めて読んで依頼、何度も読み返していたんです。



まだ中学生でウブだった(?)私には、冷酷な復讐劇と主人公モンテ・クリスト伯の葛藤は斬新なものでした。


小説『モンテ・クリスト伯』とは

モンテ・クリスト伯』は、170年ほど前アレキサンドル・デュマによって書かれた長編小説で、日本では『岩窟王』としてもよく知られていますよね。

簡単に説明すると、

若くして出世し結婚直前だったエドモン・ダンテスが、妬まれて14年間孤島に投獄され、脱獄後に得た巨額の富を武器に復讐する、

というストーリーです。

今回、久しぶりに読み返してみようと文庫本を手に取ると、所々ページがはずれてボロボロ…。



ここまで破壊されてページもパラパラだとさすがに読みづらかった~。

それにしても我ながら物持ちがいいものです(笑)。


小説とドラマの役名比較

ドラマでは、小説をもじった役名がつけられているので、一部それをご紹介すると…


柴門暖(ディーン・フジオカ)

小説では“エドモン・ダンテス”。
脱獄後は、モンテ・クリスト伯と名のるが、ブゾーニ神父、ウィルモア卿と名のることもある。

“エドモン・ダンテス”だから『柴門暖』。
わかりやすいモジリですね~。


南条幸男(大倉忠義)

小説では“フェルナン・モンテゴ”。
すみれへの恋心のため暖を陥れる手紙を投函する。

“フェルナン”の“ナン”から『南条』か?


入間公平(高橋克典)

小説では“ヴィルフォール”。
逮捕された暖の取り調べを行った際、実父の犯罪を隠すために暖を犯人にする。

“ヴィルフォール”を日本名にするのは難しいですね~。
苦肉の『入間』?


神楽清(新井浩文)

小説では“ダングラール”。
暖の出世を妬み、陥れようと計画する。

“ダングラール”と『神楽』。
かぐら~る?
ちょっと苦しいけどまあいいか。


目黒すみれ(山本美月)

小説ではメルセデス。
暖の婚約者だったが、暖が逮捕された後、失意のうちに南条と結婚する。

“メルセデス”だから『目黒』?
『め』しか共通項がない…。


安堂完治(葉山奨之)

小説では“アンドレア・カヴァルカンティ”。
入間と神楽夫人の間に生まれた子。


…などなど、いちいちキャスト名が原作をもじっていて、それだけでもちょっと楽しめてしまいます。

ちなみに、“ヴァンパ”というマフィアの名前は、原作でも山賊の“ヴァンパ”そのままだったりして、整合性はよくわからない(笑)。

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突っ込みどころ満載だが楽しめる

今週放送された第4話では、復讐の方法が

「あー、それやっちゃうかー…」

という陰湿な感じになってきて、原作とはまた違う悲惨な展開に目が離せない状況。

長い獄中生活で様相が変貌しているはずのディーンは全然変わってないのに誰も気づかないし(笑)。

突っ込みどころは満載なのですが、そもそも奇想天外な話なので、そこは言いっこなしですよね~。

登場人物は多いし、関係性がよくわからなくても、いろんな意味で楽しめるドラマだと思います。

復讐鬼と化したディーンも素敵ですよ~♥



ドラマはまだ半分位なので、今からでもチェックしてみて下さいね。

小説のほうも、ドラマとはかなり違うので、ドラマを見ている人も別物として、よければぜひご一読を~♪



モンテ・クリスト伯(全7冊セット) (岩波文庫)



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