おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

野球Days『野村克也のホームランボールだった!』

我が家の家宝
  野村克也のホームランボール

こんにちは、たき子です。

ようやくプロ野球のペナントレースが始まりました。

興味のない人にはテレビを占領される季節なのかもしれませんが、我が家は私の子供の頃から家族揃ってプロ野球ファンでした。

そんな我が家にはプロ野球のお宝があります。
それがこのホームランボールです。



ずいぶん古く傷んでいますが、ノムさんこと野村克也さんの物なのです。

野村克也さん。

言わずと知れた日本プロ野球界のレジェンドですが、いちおう経歴を。

  • 生年月日:1935年6月29日 (81歳)
  • 出身地:京丹後市
  • 身長/体重:175 cm / 85 kg

野村 克也は、京都府竹野郡網野町出身の元プロ野球選手・コーチ・監督。ヤクルトスワローズ、阪神タイガース監督、東北楽天ゴールデンイーグルス監督、解説者・評論家。日本体育大学客員教授。元東北楽天ゴールデンイーグルス名誉監督。
          (wikipedia より)


選手時代の成績も華々しい記録の山です。

戦後初・捕手として世界初の三冠王、出場試合数歴代2位、ID野球で監督としても出場試合数歴代3位、通算本塁打数歴代2位、通算打点数歴代2位、通算犠飛数歴代1位などの記録を持つ。
          (wikipedia より)


亡き父が大阪球場でキャッチ

私の亡き父はプロ野球ファンで、ごひいきのチームが南海ホークス

当時、小学生だった兄を連れて、たびたび大阪球場へ足を運んでおり、そこでキャッチしたのがこのホームランボールです。

阪神ファンだった私は、阪神とのオープン戦しか一緒に行くことはありませんでしたが。

ホームランボールをキャッチするなんてすごい確率!と思う方もおられるかもしれません。

満員の観客席を想像するとそうなりますよね。

その感覚で言えば、このボールはキャッチしたというのは正確ではないですね。
ホームランボールが飛んできて、空いている観客席に当たり跳ね返り転がるのを拾ったと言うのが正解です。

それぐらい、当時のパ・リーグは本当にお客さんが少なくて外野席はがら~んとしていたのです。

そこへホームランボールが飛んでくる。
数名がダッシュで早い者勝ちゲット!
というような様子だった聞いています。

そして、ゲットしたその日に球場の係りの人に頼んでサインをしてもらっているんです。

今はホームランボールにサインしてもらえるのかは知りませんが、当時はホームランを打った記念なので、選手は喜んでサインして下さったのだと父は話していました。

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やっぱりノムさんのホームランボールだった!

今でこそ家宝なんて言っていますが、本当のところこのホームランボールは、長年その価値を無視するように実家の戸棚の奥に追いやられていたのです。

そして、実はもう1個、誰のかわからないホームランボールもあり、どっちが野村克也さんのホームランボールかわからなかったのです。

さらに、2個あったはずなのに1個が見当たりません。

父に聞いても誰のかよく覚えていなかったもう一つのホームランボールと野村克也さんのホームランボール。

合計2個あったのは知っていましたが、
崩したサインから選手の名前を読み取るのは至難の業で、どっちが野村克也さんのかはわからなかったのです。

そして、何故か1個は見当たらない。
いい加減な家宝ですよね(笑)。

残されたホームランボールが野村克也さんの物であればいいなと思いながら、わからずにいたのですが、最近ようやくサインの主が判明しました。

やった!
野村克也
さんのものでした。

サインと共に書かれている日付を頼りに、もう少し詳しく調べてみました。
読み取りづらいのですが、



1970.8.23」の日付と



24号ホームラン」とあります。

1970年といえば野村克也さんが南海ホークスで選手と監督を兼任された最初の年です。

今から47年前というと35歳の時ですね。

 対戦相手チームはロッテ
 相手ピッチャーは佐藤元彦さん
 1970年の第24号ホームラン
 通算本塁打数657本中、469本目

47年前のホームランボールはお祖父ちゃんから引き継がれて今、高校球児の孫、私の息子の元へ。

息子が生まれる1年前に父は亡くなってしまいましたが、若い頃には野球をかじり、生涯プロ野球ファンだった遺伝子が、会ったことのない孫に引き継がれているのかななんて。

生きていれば孫が野球をしていることをどんなに喜んだことか。

孫の試合を応援で足しげくグランドに通ってたんだろうなあ、とホームランボールを見るたびすこーししみじみしてしまうのでした。