もやもや終了『半分、青い。』
中盤からラストは“もやもや”だらけ
こんにちは、たき子です。
昨日の『乱反射』に引き続き。今日もドラマの話題です。
【ドラマ『乱反射』のレビュー記事はこちら】
今日のドラマは先週、最終回を迎えた朝ドラ『半分、青い。』
途中までとても楽しみに観ており、5月にはこのフログでも取り上げさせていたのですが、後半はもやもやの連続でした。
【5月に書いた『半分、青い。』の記事はこちら】
このもやもやを誰かに聞いてほしい~(>_<)
…どうぞ、このブログを開いてしまった方、観念して私のもやもやを受け止めてやってください!
昨日の『乱反射』のレビューよりは、ずっと手短にすませますので、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
最初は夏虫駅
最初の違和感は夏虫駅でした。
なんで突然のプロポーズ?
“あさイチ”の朝ドラ受けで華丸さんから突っ込まれ、脚本家の北川悦吏子さんが
「突然じゃなかった」
と答えていました。
その後、華丸さんと北川悦吏子さんの対談でも、あのプロポーズはちゃんと伏線を張ってあったと念押ししていましたが、そんな風には見えなかったな~。
だって、律(佐藤建)と鈴愛(永野芽郁)は夏虫駅で再会する前は長い間会ってなくて、最後に会ったとき律には弓道部の清(せい)という恋人がいて、
「清が好きなんだ」
とか言ってたのに。
そして、このプロボーズに対し、鈴愛は
「無理だ」
と答えるのです。
ところが、その「無理」は、プロポーズを断るという意味の『無理』じゃなくて、実は「今は無理だ」っていう意味だったなんて。
そこ肝心なとこでしょ。
人生を左右する会話にしては雑すぎるわ~。
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それでも、すれ違いをわざわざ生むのはドラマの常套手段と思って我慢して観てたんですよね。
その後、鈴愛は漫画家に挫折して、結婚して子どもを産んで離婚します。
律も結婚して離婚して二人は共同で“そよ風の扇風機”を開発してゆくのです。
この間は比較的無難に過ぎて行きますが、終盤にむけ、一気にもやもやポイントが噴出します。
最大のもやもや
その最大のもやもやが、東日本大震災です。
ドラマの中では、最終回のちょうど一週間前に、東日本大震災が起こります。
その震災で、鈴愛の親友・裕子(清野菜名)が還らぬ人となるのですが、裕子が死ぬ必然性が全く感じられないのです。
何で裕子が死ぬ設定にしなければならなかったのか。
「死んだ裕子のために、鈴愛は頑張って完成させた」
と律は言いました。
でも、そもそも“そよ風の扇風機”は、癌になった鈴愛の母・晴(松雪泰子)のために作ったのではなかったの?
ドラマチックにしたかっただけ?と勘ぐってしまいます。
鈴愛を成長させるための裕子の死だとしたら、物語として安易すぎるし、そんな安易な目的のために東北大震災をドラマ作りの材料にしたのかと思うと被災者に失礼だとすら思ってしまいました。
事実、震災自体の描きかたは、ほぼナレーションだけで、何の重みも追悼の意も感じられませんでした。
価値観がふた昔前のまま
そして、最終回の律の台詞がダメだしとなりました。
「鈴愛を幸せにすることが俺の願い」
だと!?
今どき男に幸せにしてもらおうなんて女がいるか?
女は自分でさっさと幸せになります。
価値観がひと昔、いや、ふた昔前。
役者達は文句なく素晴らしい作品なのに残念です。
言葉選びは上手いと思うし、台詞のリアリティもさすがだと思うのに、あざとさと古くささに辟易。
今後、北川さんのドラマを見ることはないでしょう。
関連番組でもNG
また、ドラマそのもの話ではありませんが、関連番組でも不快な事がありました。
最終回の少し前『半分、青い。』の朝ドラ受け担当?の華丸さんと北川さんとで対談が行われたと時のことです。
「(私の脚本のドラマに)華丸さんも出て下さいよ」
と言われた華丸さんが、主役だと勘違いして
「僕には無理ですよ」
と言うのですが、それに対し北川さんが
「やだ、主役もらえると思ってたの?」
と失笑したんですよね。
すごい上から目線でげんなり…。
朝ドラも今週からは新しい『まんぷく』へと変わりました。
主役・安藤さくらさんの夫役・長谷川博己さんは、今私の一番好きな役者さん♥
今度こそ、気持ちよく観れればいいなあ。
本日の日めくりカレンダーです。
10月3日(水)
『早起きは三文の徳』
こんにちは、たき子です。
昨日の『乱反射』に引き続き。今日もドラマの話題です。
【ドラマ『乱反射』のレビュー記事はこちら】
今日のドラマは先週、最終回を迎えた朝ドラ『半分、青い。』
途中までとても楽しみに観ており、5月にはこのフログでも取り上げさせていたのですが、後半はもやもやの連続でした。
【5月に書いた『半分、青い。』の記事はこちら】
このもやもやを誰かに聞いてほしい~(>_<)
…どうぞ、このブログを開いてしまった方、観念して私のもやもやを受け止めてやってください!
昨日の『乱反射』のレビューよりは、ずっと手短にすませますので、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
最初は夏虫駅
最初の違和感は夏虫駅でした。
なんで突然のプロポーズ?
“あさイチ”の朝ドラ受けで華丸さんから突っ込まれ、脚本家の北川悦吏子さんが
「突然じゃなかった」
と答えていました。
その後、華丸さんと北川悦吏子さんの対談でも、あのプロポーズはちゃんと伏線を張ってあったと念押ししていましたが、そんな風には見えなかったな~。
だって、律(佐藤建)と鈴愛(永野芽郁)は夏虫駅で再会する前は長い間会ってなくて、最後に会ったとき律には弓道部の清(せい)という恋人がいて、
「清が好きなんだ」
とか言ってたのに。
そして、このプロボーズに対し、鈴愛は
「無理だ」
と答えるのです。
ところが、その「無理」は、プロポーズを断るという意味の『無理』じゃなくて、実は「今は無理だ」っていう意味だったなんて。
そこ肝心なとこでしょ。
人生を左右する会話にしては雑すぎるわ~。
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それでも、すれ違いをわざわざ生むのはドラマの常套手段と思って我慢して観てたんですよね。
その後、鈴愛は漫画家に挫折して、結婚して子どもを産んで離婚します。
律も結婚して離婚して二人は共同で“そよ風の扇風機”を開発してゆくのです。
この間は比較的無難に過ぎて行きますが、終盤にむけ、一気にもやもやポイントが噴出します。
最大のもやもや
その最大のもやもやが、東日本大震災です。
ドラマの中では、最終回のちょうど一週間前に、東日本大震災が起こります。
その震災で、鈴愛の親友・裕子(清野菜名)が還らぬ人となるのですが、裕子が死ぬ必然性が全く感じられないのです。
何で裕子が死ぬ設定にしなければならなかったのか。
「死んだ裕子のために、鈴愛は頑張って完成させた」
と律は言いました。
でも、そもそも“そよ風の扇風機”は、癌になった鈴愛の母・晴(松雪泰子)のために作ったのではなかったの?

ドラマチックにしたかっただけ?と勘ぐってしまいます。
鈴愛を成長させるための裕子の死だとしたら、物語として安易すぎるし、そんな安易な目的のために東北大震災をドラマ作りの材料にしたのかと思うと被災者に失礼だとすら思ってしまいました。
事実、震災自体の描きかたは、ほぼナレーションだけで、何の重みも追悼の意も感じられませんでした。
価値観がふた昔前のまま
そして、最終回の律の台詞がダメだしとなりました。

「鈴愛を幸せにすることが俺の願い」
だと!?
今どき男に幸せにしてもらおうなんて女がいるか?
女は自分でさっさと幸せになります。
価値観がひと昔、いや、ふた昔前。
役者達は文句なく素晴らしい作品なのに残念です。
言葉選びは上手いと思うし、台詞のリアリティもさすがだと思うのに、あざとさと古くささに辟易。
今後、北川さんのドラマを見ることはないでしょう。
関連番組でもNG
また、ドラマそのもの話ではありませんが、関連番組でも不快な事がありました。
最終回の少し前『半分、青い。』の朝ドラ受け担当?の華丸さんと北川さんとで対談が行われたと時のことです。
「(私の脚本のドラマに)華丸さんも出て下さいよ」
と言われた華丸さんが、主役だと勘違いして
「僕には無理ですよ」
と言うのですが、それに対し北川さんが
「やだ、主役もらえると思ってたの?」
と失笑したんですよね。
すごい上から目線でげんなり…。
朝ドラも今週からは新しい『まんぷく』へと変わりました。
主役・安藤さくらさんの夫役・長谷川博己さんは、今私の一番好きな役者さん♥
今度こそ、気持ちよく観れればいいなあ。
本日の日めくりカレンダーです。
10月3日(水)

『早起きは三文の徳』