おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

失敗して学んだ扇風機選び

扇風機の主導権争い激化


こんにちは、たき子です。

一去年の夏の終わりかけのこと。

その頃、我が家のリビングでは、常に扇風機主導権争いが勃発していました。



首の回る角度が微妙で、私と息子の二人に不公平感なく風が当たるのは難しい環境だったから。

お互い、隙を伺って、少しでも自分に風が当たるよう首の角度を調整するのが常だったんです。


大破した扇風機

そんなある日、息子が扇風機の首を自分のほうに向けようと、手近にあった棒で扇風機をクイッと…。

クイッと…

 バリバリバリ!!

破壊音と共に飛び散るプラスチックの破片。

棒の先端を、扇風機の羽カバーの隙間に差し込んでしまい、扇風機の羽が大破したのです。

「何やってんのー!!
 不精するからや!
 壊れんの当たり前やろ!
 ほんまアホちゃう!?」

罵詈雑言を浴びせられ息子はシュン太郎。

 シュンとなりたいのはこっちやわ
 高いほうの扇風機やのに(泣)
 また余計な出費やんか(怒)!


どれでも一緒?

そんなわけで、買いに走りましたよ、扇風機。

でも、夏の終わりって、あんまりいい扇風機は残ってないんですね~。

聞いたことのないメーカーの、3000~4000円の価格帯のものばかりです。

 まっ、いいか
 扇風機なんてどれも
 似たようなもんでしょ
 羽が回って風が来ればええねんから

と、扇風機メーカーが聞いたら嘆くであろう扇風機感しか持ち合わせていなかった私。

適当に3000円位の扇風機を選んで、チャリンコの後ろに乗せて、えっちらおっちらと帰ってきたのですが、この時に買った扇風機がとんでもない曲者だったのです。


風が来ない!?

何が曲者かって、風が来ないんですよ!

羽は回ってるのに、けっこう音はうるさいのに、ほんの少~ししか風がやってこないんです。



 頑張って商品開発してる
 家電メーカーの人達ごめんなさい

 どれでも一緒だろうなんて
 舐めてた私がアホでした

 いくらなんでもこりゃひどい
 この羽は飾りもんか!?

よくもまあ、こんなに性能の悪い扇風機を作れたもんだとあきれるほどの役にたたなさでした。


実家へ持ってこう♪

でも、せっかく買ったんだから、我慢して今年も使おうかと思っていたのですが、先日実家に行くと、実家の扇風機2台ある扇風機のうち、古いほうの羽が回らないじゃありませんか。

 ちょうどええやん
 アレ持ってこよう♪

2台目は週末私達が行った時に使うだけだから多少性能が悪くてもいいもんね。

というわけで、ダメダメの扇風機は、実家へと島流しにしたのでした。

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ちゃんとしたの?を買いに

そして、再び電気屋へ。

 今度は国産メーカーのを買うぞ!

といっても、3万も4万もする高級品は射程圏外です。

1万円ほどの国産メーカーの扇風機を物色し、選んだのは日立製。
リモコンで首振りできるのが決め手になりました。



風がちゃんと来ることもしっかり確認!

税込み11664円ですが、折しもJoshinの店じまいリニューアルセールで20%引。

そこに、会員ハガキのポイントと誕生日月の割引も使い、加えて、阪神タイガースが勝った次の日に使える割引レシートのポイントやら、使えるだけの特典を使って8962円で購入しました。

「扇風機買ってきた~。9000円ぐらいした」

と言うと、

「扇風機ってそんなに高いん?」

と息子。

のんきなもんやわ~。
壊した張本人は。


マイ扇風機方式で持ち歩き

ニュー扇風機の到来と共に、学習しましたよ~。

そもそも問題は、風を奪い合うという構造そのものにあったのだということに。

今こそ抜本的な構造の改革こそが必要!

…というわけで、扇風機の主導権争いを避けるため、今では一人に1台の『マイ扇風機方式』に。



寝るときは寝室に、テレビを見るときはリビングに、炊事の時は台所に。

飼い主の後をくっついて回るワンコのように、常に自分の扇風機を連れて移動する。

これにより、首を回すことはあまりなくなり、同じ部屋にいても、それぞれの扇風機がそれぞれの体にそよ風を送風しています(そんならリモコンで首が回るタイプ買わなくても良かったんじゃないかと今気づいた)。

ちなみに、新しいほうの、この扇風機は、ちゃっかり息子に奪われてしまいました。



私は以前からある安物のほう。
理不尽や(泣)。


本日の日めくりカレンダーです。

5月31日(木)


取らぬ狸の皮算用

まだ捕まえていない狸の皮を売る事を考える、ということから、手に入るかわからないものを当てにして計画をたてることのたとえ。