捨て猫
友人の子どもが猫を拾ってきた
こんにちは、たき子です。
このあいだ、友人から、
“子どもが子猫を拾ってきたけど、夫が反対したので返しに行きました。
だけど、子ども達は納得していないみたい。
どうしたらいい思う?”
という相談がありました。
“返しにいく”とは、子猫が住み着いている空き家に返しにいく、ということなのだそうです。
私の友人の獣医師T子さんに相談してみたいということなので、間に入ったところ、T子さんから、次のようなアドバイスがありました。
“子猫のうちはいいが、あっという間に成長し、やがては老猫になるので、猫の介護も覚悟で買う必要があります。
腎不全も多く、点滴することも珍しくはありません。
お金も愛情も必要なので、軽い気持ちで買うべきではないでしょう”
確かにそうですね~。
私なんて、猫を飼いたいと思うことはあっても、介護する覚悟があるかと問われれば微妙です。
だいいち、旅行に行きにくくなると思うだけで、そもそも生き物を飼うのをためらってしまうもの。
T子さんのアドバイスを友人に伝えたところ、こんな返信がきました。
“家族で 話し合いました。
子猫は(8匹)空き家に住んでるみたいで、今まで 生きてるという事はこれからも大丈夫だと思われます。
飼い猫として家の中で飼うより 自由な方が猫にとって幸せだと言う結論に達しました。
猫が本当に飼いたいなら、里親かペットショップに行こうと思います”
それをさらにT子さんに伝え、帰ってきた返事が以下の文章です。
少し長くなりますが、ご本人了解のもと、ほぼ全文を掲載させていただきます。
糞害、鳴き声、臭い…色々トラブルになり、結局保健センターに持ち込まれてガス室送りになったり、カラスやイタチにやられたり、心無い人に毒殺されたり、車に引かれたり…。
猫にとっては住みにくい世の中なのが現実です。
だから、餌だけやるのは、そういう運命の猫をただ増やすだけで、してはならないことです。
覚悟を決めて自分が終生飼うか、里親に出して終生飼える人を見つけられたら一番いいのだけど、そううまくはいきません。
なんせ、捨て猫の数が多すぎて、追いつかない。
里親に出したのに虐待されて殺されちゃうこともあります。
一人暮らしの男性に多いです。
ちなみに、飼うならペットショップで…とご家族で話し合ったようですが、ペットショップは世の中から無くすべきだと、私は思っています。
ペットショップにとって、動物たちはあくまで商品で、命としての扱いは受けないので、売れなかった子は処分されます。
病気になって、価格と治療費が見合わなければ、放置されて亡くなるのを待つだけです。
市をあげて取組んでいる『地域猫』
T子さんが指摘しているように、大阪市では、市をあげて『地域猫』活動に取り組んでいるそうです。
大阪市のホームページより
『地域猫活動』のリンク先はこちら
【関西野良猫による問題解決を目指して~「所有者不明猫適正管理推進事業」】
『地域猫』のことは、私も全く知りませんでした(汗)。
よければ、大阪市のホームページを一度覗いてみて下さいね~。
猫の多頭飼育崩壊が増えている
ここで、日本では猫の不妊・去勢手術があまり進んでいない現実について少し考えてみたいと思います。
数ヶ月前、テレビの特集で猫の『多頭飼育崩壊』問題を観ました。
『多頭飼育崩壊』とは、犬や猫などを避妊・去勢手術をせずに、無計画に飼っていたことで繁殖して一が増えてゆき、環境的にも経済的にも破綻してしまった状態のことを言います。
テレビ観た多頭飼育崩壊の例では、最少はつがいで飼っていたけど、避妊・去勢手術は可哀想だということで、手術せずにいたそうです。
すると、たったの2匹だった猫はあっという間に増え、増えれば増えるほど手術費用もかさむため、手術もできず手遅れ状態。
手におえなくなって、狭いマンションに劣悪な状況で飼われている何十頭もの猫たちが映されていました。
多くの飼い主は、猫が好きで、猫の事を思って手術をせずにいるそうです。
そして、愛情がある故に生まれた子猫を手離せず自分で育てようとします。
しかし、メス猫は生後6ヶ月から妊娠可能で、一度に1~9匹の子猫を産みます。
年に2回発情期があり、妊娠期間は60日ほど。
10歳でも妊娠出産の可能性があるそうなので、生涯に生まれる子猫の数は数字上は200匹近くになります。
実際には、一度に生まれる数にはバラツキがあるでしょうし、老猫の産む子猫の数は減るようですが、それでも生涯に50~60匹生まれる事は想定しなければならないようです。
その生まれた猫がまた子猫を産んで…。
まさにネズミ算方式で増え続けるとどうなるか。
子猫を人に譲らず、全てを自然な状態で飼育することは、ハナから無茶だということがわかりますよね~。
結果、飼育を放棄したり、自分ではちゃんと飼育しているつもりで実は虐待に等しい環境下に置いていたりするのが多頭飼育の現実だそうです。
無知や無責任な愛情から、避妊・去勢手術をしなかった結果が、猫は結局は猫を苦しめることになってしまうのがこの『多頭飼育崩壊』なのです。
不妊・虚勢手術は可哀想なのか?
不妊・去勢手術をするのことは、猫にとって可哀想なことなのか?
不妊・去勢手術をすると発情しなくなるため、多くの猫は性格が穏やかになるだそうですが…。
このことは非情にも思えます。
人間の都合で、本来持っているはずの性質を変えてしまうわけですから。
自然に反した行為とも言えるのでしょう。
だけど、子どもを残そうと思っているのならともかく、そうでないなら交尾する相手のいない発情はかえって酷なようにも思えます。
発散できないストレスで、攻撃的になったり、かえって辛い思いをしているのかもしれません。
どうしたいのか、猫に聞けたらいいけど、聞けない以上飼い主が考えてあげるしかないですものね。
本当の愛情とは何なのでしょうね~。
沖縄の離島で見た猫捨て
ずいぶん昔のことになりますが、沖縄のとある離島を旅していた時に見た光景が忘れられません。
海岸に立っていた島のおじいさんが、子猫を波間に放り投げていたのです。
子猫は波で押し戻され、波打ち際に必死で這い上がろうとするのですが、おじいさんは、子猫が力尽きるまで何度も放り投げ続けました。
残酷だ、と思いました。
思ったけど、私は黙って見ていました。
目を背けてはいけないのだと思いました。
自分で飼えないなら、無責任に口出ししてはいけないのだと思いました。
わずか数100人の島民しか住まない島に、猫が繁殖し続けるとどうなるか。
おじいさんの行為は残酷かもしれないけど、自分で手を汚さずに放置して、誰かが捕獲して始末してくれるのを待つより、なんぼかましだと思いました。
「拾って下さい優しいかた」と書いた段ボールに入れて捨てられた猫がどうなるか。
カラスに食べられのか、車にひかれるのか、捕まって始末されるのか、それとも生き延びるのか。
生き延びるのを期待して放置するというのは卑怯です。
現実を見ず、『優しい』誰かに責任や罪悪感を押し付けかねないのですから。
考えることが子猫のためになる
猫の幸せはどこにあるのか。
その答えは、きっと一つではないのでしょう。
猫の自由を尊重してあげたいと思う一方で、やはり人間にとって人間が一番大切なのは当然のことです。
本当に猫が自由に繁殖、生活できる環境を与えてあげたいとしたら、無人島を丸ごと買って猫を放つしかないのかもしれません。
そもそも動物愛護って何なんだろう?
一方では食べたり利用するために動物を利用し、その一方で愛護する。
そんなことを考え、大風呂敷を広げると考えがまとまらなくなりそうです。
ああ~っ!
もう、どうしたらええねん…
と、泣きを入れてみても仕方がありません。
将棋なら投了したいところですが、まとまらないなりに、友人の獣医師の言葉に一つの答を見つけた気がします。
ぜひ考えてみてね
考えてあげることが
子猫たちのためなので
その通りですね。
まずは、考えることが大事やわ。
だから、考えてみたいと思います。
そんなに大層なことはできませんが、折に触れ、身近なところから。
ぼんやりしていることが多いけど、時には流されず考えて、時には発信できればなと思っています。
長くてあと、たったの50年しか生きられないですもんね~♪
獣医師T子さんの患者さんむけメッセージ↑↓
本日の日めくりカレンダーです。
6月21日(木)
『待たぬ月日は経ちやすい』
月日というものは待っているとなかなか来ないように感じるが、待たずにぼんやり過ごしているとあっという間に過ぎてしまうということ。
こんにちは、たき子です。
このあいだ、友人から、
“子どもが子猫を拾ってきたけど、夫が反対したので返しに行きました。
だけど、子ども達は納得していないみたい。
どうしたらいい思う?”
という相談がありました。
“返しにいく”とは、子猫が住み着いている空き家に返しにいく、ということなのだそうです。
私の友人の獣医師T子さんに相談してみたいということなので、間に入ったところ、T子さんから、次のようなアドバイスがありました。
“子猫のうちはいいが、あっという間に成長し、やがては老猫になるので、猫の介護も覚悟で買う必要があります。
腎不全も多く、点滴することも珍しくはありません。
お金も愛情も必要なので、軽い気持ちで買うべきではないでしょう”
確かにそうですね~。
私なんて、猫を飼いたいと思うことはあっても、介護する覚悟があるかと問われれば微妙です。
だいいち、旅行に行きにくくなると思うだけで、そもそも生き物を飼うのをためらってしまうもの。
T子さんのアドバイスを友人に伝えたところ、こんな返信がきました。
“家族で 話し合いました。
子猫は(8匹)空き家に住んでるみたいで、今まで 生きてるという事はこれからも大丈夫だと思われます。
飼い猫として家の中で飼うより 自由な方が猫にとって幸せだと言う結論に達しました。
猫が本当に飼いたいなら、里親かペットショップに行こうと思います”
それをさらにT子さんに伝え、帰ってきた返事が以下の文章です。
少し長くなりますが、ご本人了解のもと、ほぼ全文を掲載させていただきます。
獣医師T子さんの思い
餌だけあげて繁殖し放題が猫にとってはサイコーに思えるかもしれないけど、人間中心の社会ですから、人間の中には猫が嫌いな人もいます。
餌だけあげて繁殖し放題が猫にとってはサイコーに思えるかもしれないけど、人間中心の社会ですから、人間の中には猫が嫌いな人もいます。
糞害、鳴き声、臭い…色々トラブルになり、結局保健センターに持ち込まれてガス室送りになったり、カラスやイタチにやられたり、心無い人に毒殺されたり、車に引かれたり…。
猫にとっては住みにくい世の中なのが現実です。
だから、餌だけやるのは、そういう運命の猫をただ増やすだけで、してはならないことです。
覚悟を決めて自分が終生飼うか、里親に出して終生飼える人を見つけられたら一番いいのだけど、そううまくはいきません。
なんせ、捨て猫の数が多すぎて、追いつかない。
里親に出したのに虐待されて殺されちゃうこともあります。
一人暮らしの男性に多いです。
今は、この永遠のテーマを、『地域猫』という考え方で妥協ラインを作り、少しでも解決しようとしていて、患者さんにもそんな活動をされてる方がいらっしゃいます。
『地域猫』とは、
・野良猫に避妊、去勢手術をして、耳に手術済みの印をつけて、また放す。
・野良猫に避妊、去勢手術をして、耳に手術済みの印をつけて、また放す。
・その一代だけは、地域で餌をやって面倒を見る。
・手術してあるから、その子は寿命を全うして、増えることはない。徐々に数が減ってくる。
…という考えのもと行われている活動のことです。
でも、飼い猫なのに去勢してないオスを放し飼いにしていたり、生まれた子猫を捨てたりする人のいる限り、追いつかないのが現状です。
…という考えのもと行われている活動のことです。
でも、飼い猫なのに去勢してないオスを放し飼いにしていたり、生まれた子猫を捨てたりする人のいる限り、追いつかないのが現状です。
せっかくこういう出会いがあったので、捨てられた猫たちの現状を家族で考えてみてね!
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
ちなみに、飼うならペットショップで…とご家族で話し合ったようですが、ペットショップは世の中から無くすべきだと、私は思っています。
ペットショップにとって、動物たちはあくまで商品で、命としての扱いは受けないので、売れなかった子は処分されます。
病気になって、価格と治療費が見合わなければ、放置されて亡くなるのを待つだけです。
自分の息子にも、小さい頃からそんな話をしてるので、ペットショップの前も“可愛いなあ”ではなく、“かわいそうやなあ”と言いながら歩いてます。
ペットショップに関しては、以前こんなこともありました。
ペットショップに関しては、以前こんなこともありました。
ある犬を診察したとき寄生虫がいたので、飼い主に伝えたところ、
「寄生虫がおるからあんたも儲かるんやろ?
うちの評判を下げるようなことを言うな!」
と、その犬を売ったペットショップから怒鳴り込まれたのです。
犬への愛情なんて感じられませんでした。
動物たちは、人中心の世の中では、弱者です。
“猿の惑星”の人間みたいなものです。
あんな世界になったら、初めて皆気付くのかも。
私は、動物が自分の運命を人に委ねなければならないことが辛くて、動物よりもっと考えられるはずの「人」がしっかり考えて、何とかしないと…という小学生の頃から感じていた思いが高じて、この仕事につきました。
避妊、去勢を勧めまくって、こんな話をいっぱいして、少しは貢献できたかな〜と思いたいんやけど、毎年こうして子猫がいっぱい繁殖してて、情けない思いです…。
でも、言い続けるつもりで〜す。
子ども達と一緒にぜひ考えてみてね。
考えてあげることが子猫たちのためなので。
以上、T子さんのメールより
「寄生虫がおるからあんたも儲かるんやろ?
うちの評判を下げるようなことを言うな!」
と、その犬を売ったペットショップから怒鳴り込まれたのです。
犬への愛情なんて感じられませんでした。
動物たちは、人中心の世の中では、弱者です。
“猿の惑星”の人間みたいなものです。
あんな世界になったら、初めて皆気付くのかも。
私は、動物が自分の運命を人に委ねなければならないことが辛くて、動物よりもっと考えられるはずの「人」がしっかり考えて、何とかしないと…という小学生の頃から感じていた思いが高じて、この仕事につきました。
避妊、去勢を勧めまくって、こんな話をいっぱいして、少しは貢献できたかな〜と思いたいんやけど、毎年こうして子猫がいっぱい繁殖してて、情けない思いです…。
でも、言い続けるつもりで〜す。
子ども達と一緒にぜひ考えてみてね。
考えてあげることが子猫たちのためなので。
以上、T子さんのメールより
市をあげて取組んでいる『地域猫』
T子さんが指摘しているように、大阪市では、市をあげて『地域猫』活動に取り組んでいるそうです。
大阪市のホームページより
『地域猫活動』のリンク先はこちら
【関西野良猫による問題解決を目指して~「所有者不明猫適正管理推進事業」】
『地域猫』のことは、私も全く知りませんでした(汗)。
よければ、大阪市のホームページを一度覗いてみて下さいね~。
猫の多頭飼育崩壊が増えている
ここで、日本では猫の不妊・去勢手術があまり進んでいない現実について少し考えてみたいと思います。
数ヶ月前、テレビの特集で猫の『多頭飼育崩壊』問題を観ました。
『多頭飼育崩壊』とは、犬や猫などを避妊・去勢手術をせずに、無計画に飼っていたことで繁殖して一が増えてゆき、環境的にも経済的にも破綻してしまった状態のことを言います。
テレビ観た多頭飼育崩壊の例では、最少はつがいで飼っていたけど、避妊・去勢手術は可哀想だということで、手術せずにいたそうです。
すると、たったの2匹だった猫はあっという間に増え、増えれば増えるほど手術費用もかさむため、手術もできず手遅れ状態。
手におえなくなって、狭いマンションに劣悪な状況で飼われている何十頭もの猫たちが映されていました。
多くの飼い主は、猫が好きで、猫の事を思って手術をせずにいるそうです。
そして、愛情がある故に生まれた子猫を手離せず自分で育てようとします。
しかし、メス猫は生後6ヶ月から妊娠可能で、一度に1~9匹の子猫を産みます。
年に2回発情期があり、妊娠期間は60日ほど。
10歳でも妊娠出産の可能性があるそうなので、生涯に生まれる子猫の数は数字上は200匹近くになります。
実際には、一度に生まれる数にはバラツキがあるでしょうし、老猫の産む子猫の数は減るようですが、それでも生涯に50~60匹生まれる事は想定しなければならないようです。
その生まれた猫がまた子猫を産んで…。
まさにネズミ算方式で増え続けるとどうなるか。
子猫を人に譲らず、全てを自然な状態で飼育することは、ハナから無茶だということがわかりますよね~。
結果、飼育を放棄したり、自分ではちゃんと飼育しているつもりで実は虐待に等しい環境下に置いていたりするのが多頭飼育の現実だそうです。
無知や無責任な愛情から、避妊・去勢手術をしなかった結果が、猫は結局は猫を苦しめることになってしまうのがこの『多頭飼育崩壊』なのです。
不妊・虚勢手術は可哀想なのか?
不妊・去勢手術をするのことは、猫にとって可哀想なことなのか?
不妊・去勢手術をすると発情しなくなるため、多くの猫は性格が穏やかになるだそうですが…。
このことは非情にも思えます。
人間の都合で、本来持っているはずの性質を変えてしまうわけですから。
自然に反した行為とも言えるのでしょう。
だけど、子どもを残そうと思っているのならともかく、そうでないなら交尾する相手のいない発情はかえって酷なようにも思えます。
発散できないストレスで、攻撃的になったり、かえって辛い思いをしているのかもしれません。
どうしたいのか、猫に聞けたらいいけど、聞けない以上飼い主が考えてあげるしかないですものね。
本当の愛情とは何なのでしょうね~。
沖縄の離島で見た猫捨て
ずいぶん昔のことになりますが、沖縄のとある離島を旅していた時に見た光景が忘れられません。
海岸に立っていた島のおじいさんが、子猫を波間に放り投げていたのです。
子猫は波で押し戻され、波打ち際に必死で這い上がろうとするのですが、おじいさんは、子猫が力尽きるまで何度も放り投げ続けました。
残酷だ、と思いました。
思ったけど、私は黙って見ていました。
目を背けてはいけないのだと思いました。
自分で飼えないなら、無責任に口出ししてはいけないのだと思いました。
わずか数100人の島民しか住まない島に、猫が繁殖し続けるとどうなるか。
おじいさんの行為は残酷かもしれないけど、自分で手を汚さずに放置して、誰かが捕獲して始末してくれるのを待つより、なんぼかましだと思いました。
「拾って下さい優しいかた」と書いた段ボールに入れて捨てられた猫がどうなるか。
カラスに食べられのか、車にひかれるのか、捕まって始末されるのか、それとも生き延びるのか。
生き延びるのを期待して放置するというのは卑怯です。
現実を見ず、『優しい』誰かに責任や罪悪感を押し付けかねないのですから。
考えることが子猫のためになる
猫の幸せはどこにあるのか。
その答えは、きっと一つではないのでしょう。
猫の自由を尊重してあげたいと思う一方で、やはり人間にとって人間が一番大切なのは当然のことです。
本当に猫が自由に繁殖、生活できる環境を与えてあげたいとしたら、無人島を丸ごと買って猫を放つしかないのかもしれません。
そもそも動物愛護って何なんだろう?
一方では食べたり利用するために動物を利用し、その一方で愛護する。
そんなことを考え、大風呂敷を広げると考えがまとまらなくなりそうです。
ああ~っ!
もう、どうしたらええねん…
と、泣きを入れてみても仕方がありません。
将棋なら投了したいところですが、まとまらないなりに、友人の獣医師の言葉に一つの答を見つけた気がします。
ぜひ考えてみてね
考えてあげることが
子猫たちのためなので
その通りですね。
まずは、考えることが大事やわ。
だから、考えてみたいと思います。
そんなに大層なことはできませんが、折に触れ、身近なところから。
ぼんやりしていることが多いけど、時には流されず考えて、時には発信できればなと思っています。
長くてあと、たったの50年しか生きられないですもんね~♪
獣医師T子さんの患者さんむけメッセージ↑↓
本日の日めくりカレンダーです。
6月21日(木)
『待たぬ月日は経ちやすい』
月日というものは待っているとなかなか来ないように感じるが、待たずにぼんやり過ごしているとあっという間に過ぎてしまうということ。