おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

これも食べられるかも?野菜くずでビンボー料理4種

“しまつ”言えば聞こえはいいけど
 ただのビンボー料理です

こんにちは、たき子です。

一時よりましになってきたとはいえ、まだまだ高い野菜たち。

むいた大根の皮、捨てようと手にとるものの、

「ちょっと待った!」

とブレーキがかかる今日この頃です。

大阪商人流の“しまつ”なんてかっこいいものじゃありません。

ついつい買い控えして貧弱になりがちな食卓野菜のせめてものフォロー。

そんな、野菜くずを使った献立4種、まだかろうじて料理と呼べそうなものから順にどうぞ~♪


●大根の高菜炒め風

大根を買うと、葉付きでなくても若干の葉と茎がついています。



それをキレイに洗ってヌカ床に。



最近は手入れが面倒なんで年中冷蔵庫に入れっぱなしの我が家のヌカ床。

4~5日放置は当たり前になっています(笑)。

ヌカ床につけなくても作れますが、ヌカ床につけたほうが酸味がでて美味しいです。

よく漬かり、酢っぱくなった大根の茎。

このままではあまり美味しいものではないのですか、きざんでごま油と醤油とミリンで炒め、



仕上げにゴマをふると、



高菜炒め風の一品に♪

ご飯にめっちゃ合いますよ~。


●カブの皮の漬物

次はカブのです。

煮物やシチューにカブを入れるとき、皮はかなり厚くむかないと繊維が残って美味しくないんですよね~。

もったいないので、これも漬けちゃう!



そのまま食べるだけです。
皮の繊維も気にならず、コリコリ普通に美味しい漬物なんですよ~♪


●ブロッコリーのをいろどりに

ブロッコリーもまだまだ高い!
1房250円ほどもするブロッコリーは捨てるところなく使いたい~。



というわけで、葉っぱも食べられなくはないだろうと思い、いろどりに使うことにしました。

豚汁に刻んで入れたのがこれ。



ネギみたいな香りはないけど、邪魔にもなりません(笑)。


●ブロッコリーの茎の皮キンピラ

最後はブロッコリーの茎ではなく、茎の皮です。



食べられるかなあ?
かなり筋だらけで、かなり硬いけど。

細く切って、人参の皮と共にキンピラに。



お弁当に入れたら、やはり息子の酷評が。



「なに?あれ。全然味せえへんかったけど」

「そお~?」

しらん顔して受け流しました。
味はしなくても、食物繊維はあるよ~、きっと♥

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今度こそ晴れて一番目の女に?

今回使ったのは、ブロッコリーの茎のうち、葉っぱ

皮をむいたあとの茎そのものは、当然のように食べているのですが、以前イタリアンレストランの厨房で働いていた頃、賄いを作った時にチーフからこんなことを言われました。

「ブロッコリーの茎を食べる女は俺の人生で二人目や」

なんでも、一人目が元カノ。
私は二人目なのだそうです。

まるで自分の女みたいな、しかも二番目とかってずいぶんな言われようですが、そこのところはスルーしてあげるとして、ブロッコリーの茎食べるのがそんなに珍しいかなあ?

食べますよね~、ブロッコリーの茎。

その店はつぶれてしまったので、元チーフ、今はどこで何をしているのか存じあげませんが、いま会ったら

「ブロッコリーの葉っぱと茎の皮を食べる女は俺の人生で初めてや」

と言われるに違いありません(笑)。

晴れて一番目の女や。
別に嬉しくもないけど。
いや、ほんまに(笑)。


本日の日めくりカレンダーはこちら

1月31日(水)


捨てる神あれば拾う神あり

これまたタイムリーな言葉ですね~。

別に狙ってるわけでも何でもないんですよ。
カレンダーは後から撮影してますし。
なのに、時々こういう偶然の一致があると嬉しいですわ~♪