おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

今が旬 若こぼうを食べる

八尾のソウルフード 若ごぼう



こんにちは、たき子です。

若ごぼう」という野菜をご存じでしょうか?

一見蕗(フキ)と間違えそうなビジュアルですが、味は全然別モノです。
蕗のような青臭さがなく、ほろ苦さが味わい深い春野菜です。

根の部分だけでなく、葉や茎も食用にするために栽培されている野菜で、主に大阪を中心とする関西で食べられてきました。

大阪八尾の特産品で、最近では八尾のソウルフードと呼ばれたりしているとか。

私は子供の頃から食べていましたが、大阪の人でも案外知らない人が多い春の味なんです。

葉・茎・根の全てを食べることができますが、茎がメイン。

茎はとても長く、50cm位あるものもあります。
葉は大きく苦味が強いです。
根はヒゲの多いゴボウという感じで10cm位です。
1束で300~400円位。

大きいので買い物袋で持って帰るのが大変。

買い物のビニールからはみ出すし、葉っぱの部分が垂れ下がろうとするし、根っこのごぼう部分は土がついたままだし。

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洗うのもシンクからはみ出します。

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なので先にキッチンバサミで切っちゃう。

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葉を切り、根を切り、各パーツに分けました。

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全部洗ったところ。葉、大きい!

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スーパーなどでは、八尾市が発行しているレシピのチラシが置かれていることもあります。

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いろいろな料理法がありますが、今日は正統派、若ごぼうと言えばこれ、「若ごぼうの炒め煮」をご紹介させていただきますね~♪



レシピ 「若ごぼうの炒め煮」



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材 料

  若ごぼう  1束
  油揚げ   1~2枚
  さつま揚げ 1~2枚
  だし昆布  5cm角

  薄口醤油  大さじ1
  濃口醤油  大さじ1
  味醂    大さじ2
  油     大さじ2
  出し汁   カップ1

作り方

①若ごぼうは葉を切り落とす。茎と根を使います。茎と根はよく洗い、茎は3~4cm、根はマッチ棒位に切り揃える。

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②鍋に油を熱して根を炒める。1~2分ほど炒めたら、茎を入れ油が回る程度に軽く炒める。

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③出し汁とだし昆布を入れ中火で煮る。

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④短冊に切った油揚げとさつま揚げも入れ落としぶたをして煮る。

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⑤茎がしんなりしてきたら、味醂と醤油を入れさらに煮る。

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⑥全て柔らかく煮え、煮汁が半分位になったら出来上がり。

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ポイント

・薄口醤油がなければ濃口醤油と塩でOKです。

・出し汁は材料がひたひたにつかる位に加減して下さい。

・お好みにより、さつま揚げ、だし昆布は入れなくても大丈夫です。

・茎と根は苦味は少ない部分ですが、苦味が気になる方は15分位水につけてアク抜きして下さいね。

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実はこれまで葉っぱの部分は捨てていたのですが、今回は食べてみることに。

納豆を包んで天ぷらにしてみたのですが、あまりの苦さにノックアウト。中の納豆だけほじくりだしてご飯にかけて食べました。
ちゃんと30分~1時間水につけてアク抜きをすれば良かった!

次回リベンジですー。

食物繊維はサツマイモの約1.4倍、鉄分はほうれん草の約1.6倍の若ごぼうを使った炒め煮、早速今夜のおかずにいかがですか?
お弁当にもぴったりですよ~♪