大相撲Days『大相撲春場所2017 朝稽古を見学』
私、相撲女子のはしりです

こんにちは、たき子です。
今年も3月12日から大相撲春場所が開催されます。
稀勢の里関が横綱昇進した初めての場所ということもあり、連日ニュースでも相撲の話題で盛り上がっています。
大阪では、毎年このシーズンお相撲さんの姿をあちこちで見掛けます。
特に難波には、春場所が開催される府立体育館があるため、お相撲さんの姿が目につきます。
人混みでも頭ひとつ飛び出しており、浴衣姿なのですぐにそれとわかりますよね。
最近の相撲ブームで相撲女子なんて言葉も生まれていますが、私も本当の女子だった40年ほど前からの相撲好きで、コタツに入って高校受験勉強をしながら大相撲中継にかじりついていました。
当時住んでいた堺市にも相撲部屋の宿舎があり、幟を自転車で眺めながら学校に通ったものです。
特に贔屓のお相撲さんがいるわけではありませんが、今も場所になると毎日大相撲中継を録画し、私の影響で相撲好きの息子に解説してもらいながら大相撲中継を楽しんでいます。
私は長年観てきているくせに技とかよくわかっておらず、息子のほうがやれ「喧嘩四つ」やら、「おっつけ」やら妙に詳しいのです。
技には疎い私ですが、秋には大関・豪栄道の優勝パレードにも駆けつけました。
ミーハー心だけはじゅうぶんに持ち合わせているのが女子たるものの心得です。

朝稽古を見学したい
ずいぶん前に息子を連れて大阪場所を観戦したことがあります。
枡席は定員4人で、スペースのうちの半分は見知らぬおじさん達の領域だったので、狭い狭い空間に息子を抱きかかえるようにして観戦しました。
ざわめく場内、呼び出しの声、他では味わえない雰囲気で大相撲観戦は面白かったのですが、砂かぶりの席でもない枡席からみるお相撲さんは遠いのです。
近くで見たければ、せいぜい花道で通りすぎるのを待つ位しかありません。
もっと間近で見たい。
そんな野望を秘めていたある日、朝稽古を見学させてもらえるかもしれないと聞き早速調べてみました。
たくさんの相撲部屋がありますが、あまり遠くない場所で連絡先がわかり、見学可能な部屋は限られています。
いくつか電話問い合わせしてみます。
たいていは、中に入れるのは後援会の方のみで外からなら見学できますという答でした。
間近で熱い稽古を体感したい。
無理かな…と半ばあきらめかけていたのですが、やっと一つの部屋で見学させてもらえる事になりました。
阿武松部屋(おうのまつべや)、阿武松親方(元関脇・益荒雄(ますらお))の率いる貴乃花一門の相撲部屋です。
最初電話で問い合わせたとき、
「はい!阿武松部屋の○○です!!」
と若手力士さんが威勢よく電話に出て、快く朝稽古の見学をオッケーしてくださいました。
すっごい元気。声大きい!
電話の向こうに、がっしりしたお相撲さんの姿が思い浮かびます。
行くぞ、朝稽古♪
元気な声に気分も上々、朝早く友人との宿舎のある大阪中央卸売市場前の大果大阪青果(株) 青翔寮へ繰り出しました。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
関係ないけど必見? 10円ジュース自販機
一緒に行った友人が途中、中央卸売市場のすぐそばに10円のジュースの自販機があると教えてくれました。
ナニナニ? 10円!?
買ってみたい!
50円の自販機は時々見かけるけど、10円は見たことも聞いたこともありません。

ありました。確かに10円です。
中身はわからないのですね。
残念ながらこの日は全て売り切れでした。
情報通のその友人によると、おじさんがジュースを入れるタイミングがあるそうです。
10円ジュースの自販機から遠くない所に青翔寮がありました。
阿武松部屋の稽古場に到着
阿武松部屋の宿舎のある青翔寮は、で~んと鮮やかな大きな幟が立てられており、すぐに見つかりました。
青翔寮の駐車場を利用しているらしく、青いブルーシートに囲まれた一画が稽古場でした。
稽古の邪魔にならないようそっと中に入ります。
入ったとたん、熱気で眼鏡がくもります。
長方形のスペースの中ほどに土俵が盛られてあり、土俵の横には飛ばされてぶつかった時怪我をしないよう畳が立てかけられています。
入ったすぐのところに見学者用の椅子が並べられていました。
座るとすぐにお茶を運んできて下さいました。
圧倒 稽古場は別世界
初めて間近で見るぶつかり合い。
想像を越えるド迫力です。
力士さんの白い体がみるみるうちに赤く上気してゆきます。
苦しそうな息づかい、丸太のような太ももの筋肉。あっという間に汗だく、砂まみれです。
痛そう! すごすぎる。
さほど広くない稽古場が、独立した別世界のように感じられます。

圧倒的な力と力の真剣な世界に、しばし食い入るように見入ってしまいます。
そして、気づきました。
生まれてこのかた、人と人が吹っ飛ぶ位ぶつかり合うのを間近で見たことなどないのだと。
日常生活ではテレビや映画鑑賞のようなケンカや傷害事件などそうそう起こるものではないし、男子と違って柔道などの授業も受けたことがありません。
鼻血を出すのなんて普通みたいで、どんどん鼻にティッシュを詰めた力士さんが出来上がってゆきます。
こんな、鼻血が出るのが当たり前の世界って。
ちょっとしたカルチャーショックを感じながら、まわりの様子を観察してみると、土俵の横では順番を待つ力士さんが四股を踏んだり、摺り足の稽古をしています。

稽古はまだ続いていましたが、都合で途中で稽古場を後にしました。
出入口の外に脱いだ浴衣や履き物が置かれてあります。普段は下駄や草履じゃないんですね。
サイズでかっ!

近くのコインパーキングに車を停めていたのですが、何かすっごい年季入ってる。

お釣の100円が勢いよく転がり落ちました(笑)

阿武松部屋 朝稽古見学を終えて
今日は合同稽古があるそうで、十両の阿武咲(おうのしょう)関や阿武松親方の姿はありませんでした。
ロシア出身の阿夢露(あむうる)さん、テレビで観る以上に男前❤

怪我で幕下に陥落してしまいましたが、大阪場所で良い成績をあげて再十両、再入幕を果たしてほしいものです。
若手の方々の中からも、いつか、大関や横綱になる人が阿武松部屋から出るといいな。
間近で普段の稽古の様子を見たりすると、思い入れが強くなるのは人情というもの。
これから阿武松部屋の力士さんを注目、応援しよう思ってるあたり我ながら単純。
快く写真撮影も許可していただき、とてもフレンドリーな阿武松部屋のみなさま、
今日は本当にありがとうございました!
春場所、頑張ってくださいね❗❗
この他の大相撲Daysはこちら
【2017春場所初日】
【稀勢の里まさかの優勝2017春場所】
【栃ノ心関、初優勝おめでとうございます】
【大砂嵐の引退と内閣府の災難】
【可愛すぎる!期待の新十両『炎鵬』は身長169㎝のイケメン力士】

こんにちは、たき子です。
今年も3月12日から大相撲春場所が開催されます。
稀勢の里関が横綱昇進した初めての場所ということもあり、連日ニュースでも相撲の話題で盛り上がっています。
大阪では、毎年このシーズンお相撲さんの姿をあちこちで見掛けます。
特に難波には、春場所が開催される府立体育館があるため、お相撲さんの姿が目につきます。
人混みでも頭ひとつ飛び出しており、浴衣姿なのですぐにそれとわかりますよね。
最近の相撲ブームで相撲女子なんて言葉も生まれていますが、私も本当の女子だった40年ほど前からの相撲好きで、コタツに入って高校受験勉強をしながら大相撲中継にかじりついていました。
当時住んでいた堺市にも相撲部屋の宿舎があり、幟を自転車で眺めながら学校に通ったものです。
特に贔屓のお相撲さんがいるわけではありませんが、今も場所になると毎日大相撲中継を録画し、私の影響で相撲好きの息子に解説してもらいながら大相撲中継を楽しんでいます。
私は長年観てきているくせに技とかよくわかっておらず、息子のほうがやれ「喧嘩四つ」やら、「おっつけ」やら妙に詳しいのです。
技には疎い私ですが、秋には大関・豪栄道の優勝パレードにも駆けつけました。
ミーハー心だけはじゅうぶんに持ち合わせているのが女子たるものの心得です。

朝稽古を見学したい
ずいぶん前に息子を連れて大阪場所を観戦したことがあります。
枡席は定員4人で、スペースのうちの半分は見知らぬおじさん達の領域だったので、狭い狭い空間に息子を抱きかかえるようにして観戦しました。
ざわめく場内、呼び出しの声、他では味わえない雰囲気で大相撲観戦は面白かったのですが、砂かぶりの席でもない枡席からみるお相撲さんは遠いのです。
近くで見たければ、せいぜい花道で通りすぎるのを待つ位しかありません。
もっと間近で見たい。
そんな野望を秘めていたある日、朝稽古を見学させてもらえるかもしれないと聞き早速調べてみました。
たくさんの相撲部屋がありますが、あまり遠くない場所で連絡先がわかり、見学可能な部屋は限られています。
いくつか電話問い合わせしてみます。
たいていは、中に入れるのは後援会の方のみで外からなら見学できますという答でした。
間近で熱い稽古を体感したい。
無理かな…と半ばあきらめかけていたのですが、やっと一つの部屋で見学させてもらえる事になりました。
阿武松部屋(おうのまつべや)、阿武松親方(元関脇・益荒雄(ますらお))の率いる貴乃花一門の相撲部屋です。
最初電話で問い合わせたとき、
「はい!阿武松部屋の○○です!!」
と若手力士さんが威勢よく電話に出て、快く朝稽古の見学をオッケーしてくださいました。
すっごい元気。声大きい!
電話の向こうに、がっしりしたお相撲さんの姿が思い浮かびます。
行くぞ、朝稽古♪
元気な声に気分も上々、朝早く友人との宿舎のある大阪中央卸売市場前の大果大阪青果(株) 青翔寮へ繰り出しました。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
関係ないけど必見? 10円ジュース自販機
一緒に行った友人が途中、中央卸売市場のすぐそばに10円のジュースの自販機があると教えてくれました。
ナニナニ? 10円!?
買ってみたい!
50円の自販機は時々見かけるけど、10円は見たことも聞いたこともありません。

ありました。確かに10円です。
中身はわからないのですね。
残念ながらこの日は全て売り切れでした。
情報通のその友人によると、おじさんがジュースを入れるタイミングがあるそうです。
10円ジュースの自販機から遠くない所に青翔寮がありました。
阿武松部屋の稽古場に到着
阿武松部屋の宿舎のある青翔寮は、で~んと鮮やかな大きな幟が立てられており、すぐに見つかりました。
青翔寮の駐車場を利用しているらしく、青いブルーシートに囲まれた一画が稽古場でした。
稽古の邪魔にならないようそっと中に入ります。
入ったとたん、熱気で眼鏡がくもります。
長方形のスペースの中ほどに土俵が盛られてあり、土俵の横には飛ばされてぶつかった時怪我をしないよう畳が立てかけられています。
入ったすぐのところに見学者用の椅子が並べられていました。
座るとすぐにお茶を運んできて下さいました。
圧倒 稽古場は別世界
初めて間近で見るぶつかり合い。
想像を越えるド迫力です。
力士さんの白い体がみるみるうちに赤く上気してゆきます。
苦しそうな息づかい、丸太のような太ももの筋肉。あっという間に汗だく、砂まみれです。
痛そう! すごすぎる。
さほど広くない稽古場が、独立した別世界のように感じられます。

圧倒的な力と力の真剣な世界に、しばし食い入るように見入ってしまいます。
そして、気づきました。
生まれてこのかた、人と人が吹っ飛ぶ位ぶつかり合うのを間近で見たことなどないのだと。
日常生活ではテレビや映画鑑賞のようなケンカや傷害事件などそうそう起こるものではないし、男子と違って柔道などの授業も受けたことがありません。
鼻血を出すのなんて普通みたいで、どんどん鼻にティッシュを詰めた力士さんが出来上がってゆきます。
こんな、鼻血が出るのが当たり前の世界って。
ちょっとしたカルチャーショックを感じながら、まわりの様子を観察してみると、土俵の横では順番を待つ力士さんが四股を踏んだり、摺り足の稽古をしています。

稽古はまだ続いていましたが、都合で途中で稽古場を後にしました。
出入口の外に脱いだ浴衣や履き物が置かれてあります。普段は下駄や草履じゃないんですね。
サイズでかっ!

近くのコインパーキングに車を停めていたのですが、何かすっごい年季入ってる。

お釣の100円が勢いよく転がり落ちました(笑)

阿武松部屋 朝稽古見学を終えて
今日は合同稽古があるそうで、十両の阿武咲(おうのしょう)関や阿武松親方の姿はありませんでした。
ロシア出身の阿夢露(あむうる)さん、テレビで観る以上に男前❤

怪我で幕下に陥落してしまいましたが、大阪場所で良い成績をあげて再十両、再入幕を果たしてほしいものです。
若手の方々の中からも、いつか、大関や横綱になる人が阿武松部屋から出るといいな。
間近で普段の稽古の様子を見たりすると、思い入れが強くなるのは人情というもの。
これから阿武松部屋の力士さんを注目、応援しよう思ってるあたり我ながら単純。
快く写真撮影も許可していただき、とてもフレンドリーな阿武松部屋のみなさま、
今日は本当にありがとうございました!
春場所、頑張ってくださいね❗❗
この他の大相撲Daysはこちら
【2017春場所初日】
【稀勢の里まさかの優勝2017春場所】
【栃ノ心関、初優勝おめでとうございます】
【大砂嵐の引退と内閣府の災難】
【可愛すぎる!期待の新十両『炎鵬』は身長169㎝のイケメン力士】