おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

夏野菜たっぷり!体が喜ぶ『茄子とトマトのピリ辛煮』

夏野菜まっさかり
こんにちは、たき子です。

暑いから料理したくないなーと思っていても、食い意地には勝てません。

夏野菜がまさに旬。
旬だから安い!美味しそう!

ふらふらと夏野菜の美しさに心を奪われ、ついついたくさん買ってしまいました。



でも、勢いで買ってしまったはいいけど、家に帰りついて一息つくと、やる気スイッチが入らないのは何で?

しかも、そろそろ晩ご飯の支度せなあかんなあと思い始める午後7時。
お腹はマックスにすいており、

「腹へったなー」

という息子に、

「私も減った! わかる? お腹すいたから早く作って早く食べたいのに、お腹すいて作る元気がおこれへん、このジレンマ!」

と、半ば八つ当たり気味に訴えかけられる息子は、災難だろうとは思います。

「あー、お腹減った~。動かれへん~。でも作らんと食べられへん~」

と、しばしダダをこねたあと、あきらめて台所にたつのがお決まりです。

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まず、熟したトマトを使おう、ということで、今回は茄子トマトとを使った夏向きの煮物をご紹介させていただきたいと思います。

元々のレシピは、牛肉は焼肉用のカルビを使っていて、

 牛肉を炒め、トマトと共に土鍋に入れる
   ↓
 玉ねぎを炒め、土鍋に入れ40分位煮る
   ↓
 茄子を揚げて土鍋に入れさらに煮る

というもので、1時間位かかるんです。
鍋も3個も使っているし。
でも、この暑いのに1時間も煮込みたくない!

牛カルビを牛コマに代えれば、安いし煮込み時間が少なくなるので、30分位で完成します。

鍋も一つにし、茄子は揚げません。
レンチンです。
揚げることにより茄子がくずれにくくなるそうですが、お店に出すわけじゃないもん。
多少くずれたって全然オッケー。
いや、むしろくずれ気味のほうが美味しいし!

それに揚げたらすっごい油吸いますやん。
スポンジか!ってくらい茄子の油吸い力半端ないのは、料理する人なら誰もが経験していると思います。

で、いろいろ簡単にして、とろみもつけ、このレシピに落ち着きました。


レシピ『茄子とトマトのピリ辛煮』




材料》3~4人分

 茄子     3~5本
 トマト    中2個
 玉ねぎ    中1個
 牛こま    200g

 醤油     大さじ1・1/2
 豆板醤    小さじ1/2
 砂糖     大さじ2
 油      大さじ2
 水      カップ1
 水溶き片栗粉 大さじ2

作り方

①玉ねぎは厚めにスライスする。
トマトはヘタをとってざく切りにする。
片栗粉は水で溶いておく。

トマトは湯むきしなくてオッケーです。
皮も種も全部使います。

②鍋に油を入れ、玉ねぎを炒める。
玉ねぎが透き通れば牛肉を入れてさらに炒める。



②牛肉が炒まれば豆板醤を鍋肌に入れ、軽く炒めてから全体に混ぜる。
さらに、醤油と砂糖も入れ、軽く混ぜる。



③トマトと水を入れ、フタをして中弱火で10分ほど煮る。



④煮ている間に茄子の用意をする。
茄子は2㎝ほどの厚めの半月、もしくは乱切りにし、600Wの電子レンジで5分ほど加熱する。



⑤茄子を鍋に入れ、さらに煮る。



⑥茄子が煮えれば、水溶き片栗粉で軽くとろみをつけれて完成です。




完成して食卓につく頃には汗だく。

 やっと座れるー。
 やっと食べられるー。
 やっと飲めるー!

1日のうちで一番幸せな瞬間♥

友人からいただいたジョッキ
元はタイガースのマークが入っていたけど長年使っていてはげました。



氷が溶けにくくて結露もしなくて、お気に入りのジョッキなのに最近息子に奪われて全然使われへん。

私の大事なジョッキに麦茶入れんなよー!

ぶつくさ言いながら茄子とトマトのピリ辛煮を頬張ります。
アツアツのとろっとした茄子トマトの酸味と玉ねぎの甘味を堪能していたら、豆板醤がピリっと引き締めて食欲をさらにそそります。
ほろほろとした牛肉の力強さが、全体をしっかりまとめてウマイったらありゃしない♪

この料理に使う肉は絶対牛肉がいい!
豚や鶏じゃこの味は出ないわー。
安いのでいいから牛肉を使いたいです。

豆板醤が入っていたり、トマトが入っていたり、和洋中どれでもない無国籍の味。
夏野菜をたーっぷり食べられて、元気になれる一品です♪