おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

これぞベーシック!『昭和のプリン』を作る

シンプルな王道のプリンが好き

こんにちは、たき子です。

このブログで圧倒的に多いのが料理ネタ。

仮にも“調理師”をウリ(?)にしているので当然と言えば当然なのですけどね~。

ところが、実はあまりブログに上げていないジャンルがあります。

それが「スイーツ

実は、自信を持って提供できるスイーツは数えるほどなんですよね(汗)。

ぜんざいとか、大好きなリンゴ系とかぐらいかな。

スポンジケーキなんて、何度やっても上手く行かないからとっくの昔にあきらめてるし。

そんな中、これは得意だと自画自賛できる数少ないスイーツが『プリン』♥

といっても、“ふわとろプリン”などのこじゃれたプリンではございません。

昔ながらの昭和のプリンです。
イメージはモロゾフのプリン。

イタリアンレストランで働いていた時にプリン担当だった私の、“昔とった杵柄”なんですね~。

といっても、特別なテクニックはありません。
材料も、牛乳砂糖バニラエッセンスのみで、生クリームも必要ありません。

そして、ポイントさえ抑えれば必ず上手くできます!

そんな、食べるたび息子が絶賛してくれるベーシックな『昭和のプリン』レシピをどうぞ~♪


レシピ『昭和のプリン』



材料》6個分

 卵(全卵)   3個(Mサイズ)
 牛乳    500ml
 砂糖    100g
 バニラエッセンス  少々

 カラメルソースの材料
  砂糖   大さじ5
  水    大さじ2


作り方

カラメルソースを作る

①小鍋に砂糖と水大さじ1を入れ中弱火にかける。


 
②色づくまでじーっと待つ。


 
↑なかなか色づきません。


 
↑やっと少し色づいてきました。
でも、まだまだ!



↑もう少し、もう少し。

この間、絶対にかき混ぜてはいけません。
(かき混ぜると結晶化して冷めたときジャリジャリになります)
色づき具合が片寄るのが気になれば時々静かに鍋を揺らす程度にします。



↑よし、これ位! 今だ~!

③火からおろし、そっと水大さじ1を入れ(分量外)、回すように大きく鍋を揺らして混ぜる。


 
水を入れると砂糖が暴れるので注意してください。



この時、一気に色づきが進むので、ちょうどいい色になってから水を入れると焦げすぎてしまいます。

ちょうどいいと思う一歩手前で加熱をやめて水を入れるのがコツです。



出来あがったカラメルソース

④出来たカラメルソースをプリン型に流し入れる。


 
流し入れて数十秒経つと固まるのがベストな硬さです。

緩すぎるとプリン液と混ざってしまいます。

プリン型に流し入れず、後からカラメルソースをかける場合は、好みの硬さまで水を少しずつ入れながら鍋を弱火にかけて調整します。

鍋底に固まってしまった場合も同様に溶かします。

この時点ではもうスプーン等で混ぜても大丈夫です。

カラメルソースを流し入れたプリン型は冷蔵庫に入れて冷しておきましょう。


プリンを作る

①卵に砂糖を入れ、泡立て器で混ぜる。泡立てないよう優しく混ぜます。



②沸騰直前まで温めた牛乳を少しずつ①に入れる。


 
一度に入れると卵が固まってしまうので、少しずつ入れて混ぜ、また少しずつ入れて混ぜます。


 
固まらずに全部キレイに混ざりました。


 
③バニラエッセンスも入れ、シノワや茶漉しなど目の細かいザルで濾す。



④カップに注ぎ入れ、泡があれば取り除く。


 
ていねいに泡を取らないと“”が入ってしまいます。


 
⑤蒸し器や蒸籠に入れ、弱火で蒸す。


 
水滴が落ちると“”が入るので、蒸し器の場合はフキンを被せてください。


 
⑥カップを持って揺すった時、プリンの真ん中がプルプルしすぎず、ある程度しっかりしていれば完成です。


 
蒸し足りないと固まりきらないし、蒸し過ぎると“”が入るし、微妙なさじ加減は言葉では伝えづらいのですが、心配なら爪楊枝を刺してそっと引き抜いてみて下さい。

べたべた卵液がついてこなければ固まっているはずです。

時間の目安は蒸籠で15分、蒸し器で20分位ですが、カップの深さや素材によっても変わるので加減して下さい。

電子レンジや圧力鍋で加熱する方法もありますが、確実にジャストな蒸し加減にしたいなら蒸し器で様子を見ながら作るほうがやりやすいです。

カップの側面を竹串でグルリと一周させお皿にパカッとすると昭和のプリン。



滑らかなプリンとほろ苦いカラメルソース。
これぞ王道~♪

パカッとせずに、フルーツを添えてカフェ風♥



消費期限は冷蔵庫で4日です。

夏休みのおやつに喜ばれること間違いなしですよ~♪


本日の日めくりカレンダーです。

8月9日(木)

 
心は二つ身は一つ

二つのことを同時に望むが体は一つしかなくどうにもならない状態のこと。