おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

ストライキと線路と武田尾の廃線ハイキングと

楽しみだったストライキ

こんにちは、たき子です。

『春』と言えば桜、チューリップ、レンゲ、筍、花粉…いろいろ思い浮かびますが、私の子どもの頃には、春と言えばもう一つ楽しみなものがありました。

それが電車のストライキ

大人にとっては困りもののストライキですが、小学生の私達にとっては、

  ストライキ
    ∥
  電車が止まる
    ∥
  学校を休める
  線路で遊べる

という、ワクワクする日だったんです。



もちろん、ストで電車が止まっていても線路に入って遊ぶなんていうことは、してはいけない事だったのだと思います。

けれど、スティーブン・キングの映画『スタンド・バイ・ミー』みたいに線路を歩くという行為に、いけない事をしている楽しさも相まって、みんなで歩いたりスミレの花を見つけたりして、臨時休校を楽しんでいました。

遠い昭和の話です。

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武田尾の廃線ハイキング

今はストライキで電車が止まる事もなくなり、線路を歩く経験などなかなかできるものではありませんが、数年前夏休みに武田尾廃線にハイキングに行った時は久々にワクワク感を思い出しました。



武田尾の廃線は、JR福知山線の武田尾駅から生瀬駅の間にあり、自己責任を原則としたハイキングコースとして知られています。

現在はトイレや安全柵、案内板などが設けられているようですが、私達の訪れた当時は何もないただの廃線でした。

トンネルの中が真っ暗で懐中電灯で照らしながら歩くのがスリリングなんですよね。



その頃は飲料の自販機も何もなく、持参した水筒はあっという間にからっぽ。
山だからそんなに暑くならないだろうとなめていた私達は、本気で干からびてきて、こりゃヤバイとあせりました。

その時見つけたのが湧水。
たいしてキレイではなさそう?
えーい、飲んじゃおう!
死ねへん、死ねへん。
たまらず飲んでその場をしのぎました。

ようやく駅について、商店のかき氷をむさぼるように食べたのを覚えています。

武田尾の廃線ハイキングちょっとハードで楽しい小旅行。



早見優と松本伊代も、線路に入りたかったら武田尾に来ればよかったのに!