おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

あさイチ流・魚の煮方で作る礒の魚「フエフキダイの煮つけ」

買うべきか?
  礒の魚フエフキダイ


こんにちは、たき子です。

前日の夕飯はガッツリお肉系だったから、今夜は魚の煮付けにしようかな。秋サバとかエエなー、と思いながら訪れた城東区今福にある城東商店街の「スーパーではら」。

「スーパーではら」の記事はこちら

そこで売られていたのがフエフキダイでした。

 
 “フエフキダイ?”
 聞いたことないなあ

22㎝もある、見るからに新鮮なフエフキダイが1匹100円

 めっちゃ安いねんけど…

安いものは大好物のオオサカのおばちゃんですが、疑り深いのもおばちゃんの特徴のひとつです。

 美味しいんかなあ?
 臭みがあったりしたらイヤやなあ…

フエフキダイを前にスマホ検索。

 フエフキダイ
 スズキ目スズキ亜目

普通は魚屋であまり売られていない礒の魚だそうです。

 釣り人の意見では
 美味しいということだし
 思いきって買ってみるか!

格安のためお店では処理してもらえません。
内臓もウロコも自分でとらないといけませんが、100円という安さに負けました(笑)。

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あさイチ流で煮てみることに

家に帰り、内蔵とウロコをとって思い出したのが、先日のNHKテレビあさイチのすごわざQでウエカツこと上田勝彦(水産庁水産復興アドバイザー)さんが作っていた魚の煮付けです。

一般的な魚の煮付けは、全ての調味料を合わせたたっぷりの汁で煮る方法。
あさイチで紹介していた煮付けは、こうした従来からの方法ではなく、調味料の特性を活かして順番に入れてゆく煮方です。

あれはサバの切り身だったけど、基本、一緒でしょう!

ということで、あさイチ流魚の煮方で作った「フエフキダイの煮付け」レシピをどうぞ~♪


レシピ あさイチ流
『フエフキダイの煮付け』



材料

 フエフキダイ 2匹
 生姜     1かけ
 ゴボウ    1/2本

 酒      適量
 砂糖     大さじ2
 醤油     大さじ4
 みりん    少々

 ※ 調味料の量は目安です

作り方

①フライパンに予備酒と生姜とゴボウを入れ強火にかける。



②沸騰したら切り目を入れた魚を入れ、魚の高さの半分まで酒と砂糖を少し入れる(強火)。



③フタをして強火のまま2分ほど煮る(切り身の場合は1分)。
このとき、フライパン内の温度は130℃まで上がり、砂糖と酒で魚の細胞を緩ませることにより、柔らかくふっくらとさせることができるそうです。



透明のフタがあれば魚の煮え具合がわかりやすいです。

④フタをあけ醤油を入れる。醤油の量は汁の味を確かめながら決めてゆきます。
材料の所に目安の分量は書いておきましたが、基本調味料はの分量は計らないとのだそうです。

同様にミリンを適量入れ、汁の味を確かめる。

中火にし、煮汁をかけながら3分ほど煮る(切り身の場合は1~2分)。



⑤火を止め、さらに汁をかけ続ける。



煮汁をかけて冷める過程で味が染み、短時間でもしっかり味のついた煮付けの完成です。


想像以上の美味しさ

始めて食べるフエフキダイの煮付けは、心配していた臭みも全くなく、美味しい白身魚でした。

ウエカツさんレシピで作った煮付けはふっくらしっとり。
私にもこんな美味しい魚の煮付けが作れるんや!って感動ものの味でしたよ~♪



それにしても、器がアカンですわ!
煮付けを盛るお皿じゃないですね(汗)。

こういった和食を盛るお皿を持っていないことに
始めて気付きました。

ほしいなあ、備前焼とか信楽焼のかっこいいお皿。
とりあえず、買う前にまずは実家をゴソゴソしてみよっと♥
持つべきものは実家ですね(笑)。