今年も激アツ『箱根駅伝2019』東海大の初優勝!区間新記録もラッシュ
番狂わせの往路
こんにちは、たき子です。
今年の第95回『箱根駅伝2019』も激アツでしたね!
往路は東洋大が1区をトップでスタートしましたが、3区で青学大が迫る!
東洋大に並びかけ、
王者・青学大が区間新の激走で、
ついに東洋大を抜き去る様子は見ごたえがありました。
抜かれたら抜き返す
東洋大が往路優勝
しかし、
「ああ今年もやはり青学か…」
と思ったのも束の間、4区では東洋大がまたもや抜き返しトップで5区へとたすきを繋ぎます。
この東洋大の4区と5区の二人↑↑どっちもカッコイイいんですよね~♪
うまく撮影できていませんが(^^;
こうして、往路は東洋大が優勝。
青学は6位(トップとの差は5分30秒)で終えました。
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復路での大逆転はあるのか?
去年の箱根駅伝2018も往路は東洋大が制しており、青学が逆点優勝しています。
青学史上最強チームと言われる実力なら、去年同様復路での大逆転もあり得るか?
しかし、昨年はトップとの差はわずか36秒。
今年は5分30秒も開いています。
「歴史に残る大逆転をしよう」
という青学・原監督の呼びかけに選手は誰も反応できなかったというエピソードが、逆転の難しさを物語っていたのでした。
往路優勝の東洋大苦戦
青学猛追!果たして勝者は?
明けた3日の復路では、前日の往路を2位で通過した東海大が、トップの東洋大から1分14秒遅れでスタート。
名前が似ててまぎらわしいのですが、
往路1位通過 = 東洋大
往路2位通過 = 東海大
ですね!
東海大の初優勝
東海大は、7区では東洋大を4秒差にまで追い上げ、8区には区間新記録の激走で遂にトップに躍り出ます。
さらに9区では3分35秒差をつけて東洋大を突き放し、10時間52分9秒の大会新記録でフィニッシュしました。
46度目の出場で、悲願の初優勝を手にしたのです。
青学は猛追で復路優勝
復路を6位でスタートした青学は、6区には区間新記録など猛追を見せ、9区には2位の東洋大まで8秒差に迫り、ラストの10区ではとうとう2位に追い上げます。
しかし、往路の出遅れが響き、復路優勝を果たしたものの総合順位は2位に終わりました。
シード権を逃すと大変
箱根駅伝の見所は優勝校ばかりではありません。
シード権争いも激アツなのです。
シード権とは、10位以内に入ったチームが翌年の出場権を手にするという制度です。
常連校ならシード権を手にしなくても順当に練習を重ねれば選ばれだろうから、そこまでシード権争いに躍起にならなくても…と思われるかもしれません(私も以前はそう思っていました)。
しかし、シード権を獲得できなかったチームは10月に開催される『予選会』に出場し、箱根駅伝への出場をかけて走らなければならないのです。
そして、この『予選会』が大変なのですよね。
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予選会から箱根駅伝に出場できるのは10校。
この10個のイスをかけて約40校の中から勝ち抜かなければなりません。
大変なのは、4校に1校という狭き門という理由だけではありません。
スケジュールが過密になるのです。
学生3大駅伝は、
『箱根駅伝』
『出雲駅伝』
『全日本大学駅伝』
この、3つなのですが、『出雲駅伝』は10月、『全日本大学駅伝』は11月に開催されます。
ここへ10月の『予選会』まで組み込まなければならないとなると、選手の疲労度は推して知るべしです。
シード権争いでも番狂わせ
このシード権争いですが、今年は伝統校がシード権を逃しました。
9区からラストの10区へタスキを繋いだ時点で10位の拓殖大学と11位の明治大学との差は28秒。
最終10区でひっくり返る可能性もあるかと見守っていました。
明治、早稲田、中央大の3チームが僅差で11位争いを繰り広げていたので、この勢いで10位に並びかけるチームが出てくるのではないかと期待して応援していたのです。
しかし、11位で10区を通過した明治大学は、脱水による体調不良で大幅に順位を落とし、区間順位はラストの22位、総合順位も17位にまで後退しました。
残った中央大学と早稲田大学がシード権をかけて追い上げますが、残念ながら10位の中央学院大学に肉薄とまではゆきませんでした。
結果は10位と1分16秒差で中央大学が11位でゴール。
中央大学と同タイム12位でゴールした早稲田大学は、13年ぶりにシード権を失うこととなりました。
たすきを繋ぎたい!
優勝争い、シード権争いに次いで、箱根駅伝のもうひとつの見所が『たすきを繋ぐ』ことにあります。
箱根駅伝には『繰り上げスタート』という制度があり、トップから一定の時間内に通過できないチームは一斉スタートとなります。
一斉スタートの場合たすきは間に合いませんから、皆で走ってきた伝統の学校のたすきではなく、主催者が用意したストライプのたすきを身に付けないといけないのです(往路の最終5区とゴールの10区は自校のたすきが認められる)。
去年の箱根駅伝では、最終9区から10区へのたすきを、あと20mで繋げなかった選手の記事を書かせていただきました。
【『箱根駅伝2018 無念!!わずか20mで“たすき”繋げず』の記事はこちら】
今年はそこまでドラマチックな展開とはなりませんでしたが、たすきを繋げなかった大学の無念を思うとつらいですね…。
10区で繰り上げスタートする選手達
でも、だからこそ生まれるドラマに惹き付けられる私のような箱根駅伝ファンがたくさんいるのでしょうね!
ちなみに、わたしが箱根駅伝を真剣に観戦し始めたのはつい昨年からです。
きっかけは箱根駅伝を題材にした三浦しをんさんの小説『風が強く吹いている』を読んだこと。
映画にもなっているのでご存じの方も多いかもしれません。
陸上部のない学校に来た高校陸上部界の元スターが陸上経験のない寮生と共に箱根駅伝を目指す…という青春スポコン小説です。
別記事で本のレビューを書いていますので、よろしければ一度ご覧になってみてくださいませ♥
【『風が強く吹いている』のレビュー記事はこちら】
区間新記録が続出
こうした今年の箱根駅伝2019は終わりました。
ちなみに駅伝で激走している選手の横で、お正月太りを解消すべくWiiFitに励んでいた私です↓↓
並んだテレビの左が箱根駅伝、右はWiiFit
実は、今年の箱根駅伝では、5つもの区間新記録が生まれています。
優勝した東海大も大会新記録のタイムでゴールしています。
もちろんコースが変わったわけではなく、天候などのコンディションが特別良かったわけでもないのになぜ新記録ラッシュとなったのか。。。?
その答え(と思われる)は明日また!
よければ覗きにきてくださいね~♪
【『ドーピングシューズ!?ナイキのランニングシューズ・ズームヴェイパーフライ4%』の記事はこちら】
こんにちは、たき子です。
今年の第95回『箱根駅伝2019』も激アツでしたね!
往路は東洋大が1区をトップでスタートしましたが、3区で青学大が迫る!

東洋大に並びかけ、
王者・青学大が区間新の激走で、

ついに東洋大を抜き去る様子は見ごたえがありました。

抜かれたら抜き返す
東洋大が往路優勝
しかし、
「ああ今年もやはり青学か…」
と思ったのも束の間、4区では東洋大がまたもや抜き返しトップで5区へとたすきを繋ぎます。

この東洋大の4区と5区の二人↑↑どっちもカッコイイいんですよね~♪
うまく撮影できていませんが(^^;
こうして、往路は東洋大が優勝。
青学は6位(トップとの差は5分30秒)で終えました。
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去年の箱根駅伝2018も往路は東洋大が制しており、青学が逆点優勝しています。
青学史上最強チームと言われる実力なら、去年同様復路での大逆転もあり得るか?
しかし、昨年はトップとの差はわずか36秒。
今年は5分30秒も開いています。
「歴史に残る大逆転をしよう」
という青学・原監督の呼びかけに選手は誰も反応できなかったというエピソードが、逆転の難しさを物語っていたのでした。
往路優勝の東洋大苦戦
青学猛追!果たして勝者は?
明けた3日の復路では、前日の往路を2位で通過した東海大が、トップの東洋大から1分14秒遅れでスタート。
名前が似ててまぎらわしいのですが、
往路1位通過 = 東洋大
往路2位通過 = 東海大
ですね!
東海大の初優勝
東海大は、7区では東洋大を4秒差にまで追い上げ、8区には区間新記録の激走で遂にトップに躍り出ます。
さらに9区では3分35秒差をつけて東洋大を突き放し、10時間52分9秒の大会新記録でフィニッシュしました。

46度目の出場で、悲願の初優勝を手にしたのです。

青学は猛追で復路優勝
復路を6位でスタートした青学は、6区には区間新記録など猛追を見せ、9区には2位の東洋大まで8秒差に迫り、ラストの10区ではとうとう2位に追い上げます。
しかし、往路の出遅れが響き、復路優勝を果たしたものの総合順位は2位に終わりました。
シード権を逃すと大変
箱根駅伝の見所は優勝校ばかりではありません。
シード権争いも激アツなのです。
シード権とは、10位以内に入ったチームが翌年の出場権を手にするという制度です。
常連校ならシード権を手にしなくても順当に練習を重ねれば選ばれだろうから、そこまでシード権争いに躍起にならなくても…と思われるかもしれません(私も以前はそう思っていました)。
しかし、シード権を獲得できなかったチームは10月に開催される『予選会』に出場し、箱根駅伝への出場をかけて走らなければならないのです。
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この10個のイスをかけて約40校の中から勝ち抜かなければなりません。
大変なのは、4校に1校という狭き門という理由だけではありません。
スケジュールが過密になるのです。
学生3大駅伝は、
『箱根駅伝』
『出雲駅伝』
『全日本大学駅伝』
この、3つなのですが、『出雲駅伝』は10月、『全日本大学駅伝』は11月に開催されます。
ここへ10月の『予選会』まで組み込まなければならないとなると、選手の疲労度は推して知るべしです。
シード権争いでも番狂わせ
このシード権争いですが、今年は伝統校がシード権を逃しました。
9区からラストの10区へタスキを繋いだ時点で10位の拓殖大学と11位の明治大学との差は28秒。

最終10区でひっくり返る可能性もあるかと見守っていました。
明治、早稲田、中央大の3チームが僅差で11位争いを繰り広げていたので、この勢いで10位に並びかけるチームが出てくるのではないかと期待して応援していたのです。

しかし、11位で10区を通過した明治大学は、脱水による体調不良で大幅に順位を落とし、区間順位はラストの22位、総合順位も17位にまで後退しました。
残った中央大学と早稲田大学がシード権をかけて追い上げますが、残念ながら10位の中央学院大学に肉薄とまではゆきませんでした。
結果は10位と1分16秒差で中央大学が11位でゴール。
中央大学と同タイム12位でゴールした早稲田大学は、13年ぶりにシード権を失うこととなりました。
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箱根駅伝には『繰り上げスタート』という制度があり、トップから一定の時間内に通過できないチームは一斉スタートとなります。
一斉スタートの場合たすきは間に合いませんから、皆で走ってきた伝統の学校のたすきではなく、主催者が用意したストライプのたすきを身に付けないといけないのです(往路の最終5区とゴールの10区は自校のたすきが認められる)。
去年の箱根駅伝では、最終9区から10区へのたすきを、あと20mで繋げなかった選手の記事を書かせていただきました。
【『箱根駅伝2018 無念!!わずか20mで“たすき”繋げず』の記事はこちら】
今年はそこまでドラマチックな展開とはなりませんでしたが、たすきを繋げなかった大学の無念を思うとつらいですね…。

10区で繰り上げスタートする選手達
でも、だからこそ生まれるドラマに惹き付けられる私のような箱根駅伝ファンがたくさんいるのでしょうね!
ちなみに、わたしが箱根駅伝を真剣に観戦し始めたのはつい昨年からです。
きっかけは箱根駅伝を題材にした三浦しをんさんの小説『風が強く吹いている』を読んだこと。
映画にもなっているのでご存じの方も多いかもしれません。
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区間新記録が続出
こうした今年の箱根駅伝2019は終わりました。
ちなみに駅伝で激走している選手の横で、お正月太りを解消すべくWiiFitに励んでいた私です↓↓

並んだテレビの左が箱根駅伝、右はWiiFit
実は、今年の箱根駅伝では、5つもの区間新記録が生まれています。

優勝した東海大も大会新記録のタイムでゴールしています。
もちろんコースが変わったわけではなく、天候などのコンディションが特別良かったわけでもないのになぜ新記録ラッシュとなったのか。。。?
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