おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

「粉おから」と煮物の汁でお手柄『卯の花』

粉おからでお手軽卯の花



こんにちは、たき子です。

煮物の残り汁、捨てるのはもったいないわ、って思うことありますよね。

この日のカレイの煮付けがそうでした。



酒とみりんをたっぷり使って、魚のダシまで出ている煮汁。
やはり捨てるには忍びない。
そんなとき重宝するのが「粉おから」です。

粉おからは、おからを乾燥させたもの。
ダイエットにいいと聞き、業務スーパーで大袋を買ったものの使いきれず残っていたものです。

毎日スプーン1杯の粉おからをヨーグルトに混ぜて食べるといいと言われ、試してみたのですが、粉おからを入れるとせっかくのヨーグルトのなめらかさがなくなり、ザラザラした残念な食感に。

野菜ジュースなどに混ぜて半年ほど続けてみたものの、効果も感じられず残っていたんです。

残った粉おからをハンバーグに混ぜてみたり、フライ用のパン粉に混ぜてみたり。
何とか使いきろうと試行錯誤。
なかでも、肉じゃがリメイクコロッケに混ぜたのは美味しかったです。

おからいり肉じゃがリメイクコロッケの作り方はこちら

そんなアレンジ料理もいいのですが、おからの王道『卯の花』も捨てたもんじゃありません。

美味しい残り汁と粉おからがあれば、あっという間にできるし、具材は適当な残り物を入れればいいし、美味しい汁を捨てる罪悪感も解消できますよ♪

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レシピ『煮物の汁を使った卯の花』

材料

 煮物の残り汁 適量
 粉おから   適量
 ちくわや冷凍コーン、ねぎなどの具 適量


作り方

①煮物の残り汁を煮立てる。



②粉おからと具を入れて煮る。
味が濃ければ水を足す。



今回は切り干し大根を入れました。
切り干し大根はキッチンばさみでチョキチョキ切り、さっと洗って戻さず入れています。

③焦げないよう時々混ぜながら2~3分煮れば完成です。




ポイント

・魚の煮汁は小骨が残っていると、おからだと思って油断して口に入れた時に危険なので、こしたほうがベターです。


今回は、切り干し大根だけでは彩りが悪く味もイマイチだったので、冷凍コーンを足しました。
冷凍のミックスベジタブルがあれば、もっと彩りよく仕上がります。

コーンは思った以上におからに合いました。
おからの味気なさをコーンの甘みと食感が助けてくれました。




これは以前に作ったチクワ人参入りの卯の花。
食べる分を取り分け、あとはホイルカップに小分けにして冷凍。お弁当用にしています。


昔からの主婦の知恵
    魚の煮汁卯の花


卯の花を炊くのに魚の煮汁などを使うのは、昔から行われてる主婦の知恵。

おからって、大豆の搾りかすだけあって、それ自体にあまり味がないので、旨味を足してやらなければ美味しく食べるのが難しいですよね。

旨味たっぷりの魚の煮汁で卯の花を作ろうと思った昔の主婦の知恵はとっても合理的。

でも、そのためにわざわざ生のおからを買いに走るのは大変だし、せっかく買っても余る可能性もあります。

その点、乾燥の粉おからなら常備しておけるので、煮物をよそった後に残った汁に適量を入れるだけ。好きな量を使えてめっちゃお手柄。

昔からの知恵を、今風の粉おからで活かしたこの方法、ぜひ一度試してみて下さいね♪