おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

お月見2017 

定番の月見料理
こんにちは、たき子です。



今日10月4日は十五夜。
仲秋の名月ですね。

仲秋の名月は年によって日が変わりますが、これぐらいがいいですね。
早いときは9月の中頃に仲秋の名月が来たりすると、残暑厳しくて雰囲気でないんですよね~。

皆さまのおうちではお月見には何を食べますか?

我が家は、お煮しめと、新米で炊いた真ん丸いおにぎりです。



毎年かわり映えしない献立ですが、行事食ってそんもんよねーと開き直っております。

ススキがあれば格好つくなあと、自転車で走りながら探してみましたが、植わってないものですね。
都会ではなかなかススキの生えている野原などないので仕方ありません。

お煮しめは酒のアテにもぴったりなので私としては何の不満もないのですが、高校男子(息子)にとっては物足りないかなあ。

唐揚げとか、トンカツとかあったらあったで喜ぶのでしょうけど、まあ、そこは、月見団子でごまかせるからいいや♥
スイーツ男子もこういう時には便利です。

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販売は一年でこの日だけ
 幻の小芋だんご


その月見団子、いつもの和菓子屋さんで買ってきました。
大阪市城東区今福にある「城崎屋」。

城崎屋の記事はこちら

ここには一年に一度、知る人ぞ知る、仲秋の名月の日にしか販売しない絶品の和菓子があるんです。

それがこの『小芋だんご』。



その名の通り、里芋で作られたお団子です。
見た目は地味ですが、素朴な味わい深さがたまらない。
一度食べてやみつきになったのですが、年々人気が出てきているそうで、数年前は売り切れていたことも。

もちろん、美味しいのは小芋だんごだけではありません。
月見団子も、だんごのシコシコ感といい、ちょうどいい控えめな甘さといい、文句なしの美味しさです。



こし餡つぶ餡のほか、ちょっと珍しい白餡の3種類あり、私が毎年買うのはこし餡白餡

お煮しめやおにぎりと共にお月さまにお供えしましょ♥


月に惹かれるんです

月の光って特別ですよね。

大昔、電気のない島を旅したときに、月の光だけで本を読もうとしたことがあります。
頑張れば読めなくはなかったけど、かなり辛かったなあ。

もともと月には特別な思い入れがあったのですが、2007年10月に報道された月探査機かぐや』の映像で、月の地平線から地球が昇る様子を見た時から、月を見る目が一層特別なものになりました。

今もあの月から地球を映して見ているのかもしれないと思うと不思議です。

夏目漱石が“I love you”を「月がきれいですね」と訳したと知ったのは、ドラマ『デート』の長谷川博己さんの台詞でのこと。
デート』は、ドラママニアの私の中でも1、2を争う好きなドラマです。

古沢亮太さんの脚本のドラマはどれも素晴らしい♥



お煮しめを肴に月見酒
久しぶりに『デート』の録画でも観てみようかな。
そんな穏やかな2017年の月見の夜です。