おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

干しずいきで簡単『ずいきと牛肉の炊いたん』

「ずいき」とは?

こんにちは、たき子です。

ずいきって?
そんな声が聞こえてきそうなので、まずは「ずいき」の説明を。

ずいき」は、サトイモ類の茎のことで、とっても大きく、スーパーなどでは20㎝位にカットして売られています。

私はずっと、ずいきは関西を中心に食べられているのかと思っていたのですが、日本各地で食べられているようです。
日本のみならず、中国などでも食べているらしいのですが、そのわりに知名度は低い野菜ですよね。



多く出回っているのは紅ずいき
紅ずいきは夏になればよく売られていますが、干しずいきはあまり見かけません。
私が干しずいきを知ったのは小学校給食で働いている時でした。

これが干しずいき



これは茶摘み体験で訪れた和束町で見つけたものです。

茶摘み体験の記事はこちら

酢の物にしたり、甘めに炊いたり、味噌で煮たりいろいろな食べ方があります。
今回は私が昔から食べている食べ方、薄味で牛肉と炊く煮物のレシピをご紹介させてもらいますね♪

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レシピ
『干しずいきと牛肉の炊いたん』




材料》3人分

 干しずいき   30g
 牛切り落とし肉 250g
 だし汁     600cc
 薄口醤油    大さじ1・1/2
 みりん     大さじ1

作り方

①干しずいきは洗い、ぬるま湯に20分ほどつけて戻す。戻れば揉むようにしてよく洗う。



サトイモの茎なので、人によってはかぶれることがあります。
かぶれやすい人は手袋をしたほうがよいです。

②絞って3~4㎝に切り、酢をたらした湯でさっと茹でる。



③だし汁を火にかけ、沸騰したら牛肉を入れる。



牛肉からたくさんのアクが出るので、再度沸騰したらアクをきれいにすくいとります。



④牛肉は色が変わればいったん取りだし、水分を絞ったずいきを入れ、調味料も入れて5~6分好みの固さまで落し蓋をして煮る。
ずいきがふくらんで浮きあがるので、必ず落し蓋をしてください。



⑤煮えれば牛肉を戻し入れ、1~2分炊けば完成です。




ポイント

ずいきは、しっかり洗って下さい。
給食で提供した時に、学校の栄養士の先生から
「アクでのどがチクチクする」
と訴える子どもがいるのでよく洗って下さいね、と言われていました。
私は感じたことはありませんが、人によってはチクチクする、つまりピリピリすることがあるそうです。


見た目は地味で味も地味?

地味な色の煮物ですよねー。
味も地味かな…。
滋味あふれる味とも言えます。
(つまらないダジャレで失礼しました)

あまりクセはなくシャクシャクした食感で、あまり味がない分、だし汁と牛肉のダシの味をたっぷり吸って美味しくなる感じ。

干しずいきが手に入らなければ、生のずいきでも作れます。

生の場合は、切る前に皮をむく作業が必要ですが、皮はセロリの皮のように、端っこに包丁で切り目を入れてそのまま包丁と親指で皮の端をはさんでスーっとひっぱれば簡単にむけます。
あとは同じように4㎝ほどの輪切りにし、たててサクサク短冊に切っていきます。

生のずいきの皮をむく感触と、切る時のサクサクした感触が独特で、なかなか楽しい作業なんですよ♥


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