おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

脂を減らしてプルプルの東坡肉(トンポウロウ)を作ろう!

豚バラはカロリーが…

こんにちは、たき子です。

突然ですが、豚バラは好きですか?

私はめっちゃ好きです♥

でも気になるのが
脂の少ないモモ肉ヒレ肉ならヘルシーだけど、豚バラじゃないとアカンっていう料理もありますよね。

お好み焼きなんて、豚バラから出る脂がお好み焼きの表面をを香ばしくさせるのですから、モモ肉では話になりません。

たまに食べるお好み焼きに乗せる豚バラ位なら、それほど脂を気にすることはないのですが、豚バラ自身を主役にした料理を食べるのはかなりの勇気を必要としますよね。



先日ご紹介したあさイチレシピ『黒豚つぶし』も美味しいのですが、脂っこさは否めません。

『黒豚つぶし』のレシピはこちら

思わずがっつり食べてしまったけど、冷めてギットリ脂のついた食器を見ると罪悪感が…。
私の体にもこの食器みたいに脂がたんまりついてしまったかも。
ああ、コワい、コワい。

その点、今回ご紹介させてもらう、東坡肉(トンポウロウ)、つまり中華風豚バラの角煮は、長時間ゆでて蒸すことにより、脂身の部分はトロトロでプルプル。
大幅に脂を減らすことができるんです。

時間はかかるけど、火にかけたら放っておくだけなので難しくないですよ♥

それではレシピをどうぞ~♪

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レシピ『東坡肉(トンポウロウ)』



材料》3人分

 豚バラ塊    400g
 白ネギの青い部分  1本
 土生姜     1かけ
 酒       大さじ
 塩       少々

 八角  1個
 茹で汁 カップ1
 醤油  大さじ3・1/2
 砂糖  大さじ2・1/2
 紹興酒 カップ1/2
  (なければ酒)

 片栗粉 適量

作り方

①豚バラは扱いやすい大きさに切り、熱湯に入れて一度湯を捨てる。





②再び豚がつかる程度の水と、白ネギ、皮付きのままのつぶした生姜、酒、塩を入れ1時間ゆでる。



③茹でたら冷まして冷蔵庫へ入れ一晩置く。



④脂が表面に浮いて固まっているので、脂を取り除く。



取り除いた状態がこれです。



①耐熱容器に豚バラ、茹で汁、醤油、砂糖、紹興酒を入れ、アルミホイルでフタをして2時間蒸す。





⑤蒸し上がれば、豚バラを取り出し、残ったタレに水とき片栗粉でとろみをつける。





⑤茹でてしぼったホウレン草などの野菜を敷き、蒸しあがった豚バラを置き、タレをかければ完成です。



ポイント

・八角は少な目にしたほうがよいです。
入れすぎると八角臭くなります。

八角って、めったに使わないから、一度買うと長い間ありませんか?
実は今回私が使ったものは冷蔵庫の奥に眠っていたもので、賞味期限を見ると1998年。
何と19年前に期限切れのものなんです。

劣化したように感じなかったので使いましたが、人におすすめは決してしません(笑)。
でも、すごいですね、八角って。
そんなに古いのにしっかり香りがして、8枚のうちの1片だけでじゅうぶんでした。


手に入れば皮付きを

一晩置くのは、脂を取りたいからです。
脂が気にならない場合は、ゆでたあと蒸してその日のうちに召し上がれますよ♪

取り除いた脂と、余った茹で汁は冷凍しました。
冷蔵庫だと案外早く傷むので、冷凍保存が無難です。

私が今回東坡肉(トンポウロウ)を作ろうと思ったのは、皮付きの豚バラ塊肉が半額だったからなんです。



もちろん皮付きでなくても良いのですが、皮付きで作ると、皮のゼラチン質がねっとりして美味しさ倍増です。

もしも手に入るならぜひ皮付きの豚バラ塊肉で作ってみて下さいね♥