おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

頑張らない『ぬか漬け』作り

商店街の漬け物屋さんが店じまい
こんにちは、たき子です。

ぬか漬けを作り始めて3年ほど。
きっかけは、お気に入りの漬け物屋さんが店を閉めたことです。

商店街老夫婦が営んでおられた漬け物屋さん。
ある日「閉店しました」の貼り紙が。 

夏になると天草の香りがするところてんを置いている豆腐屋や、漬け物屋や、和菓子屋魚屋など後継者不足なのかな。
老夫婦の営んでいるお店の多くは、商店街から一つ、また一つと消えてゆきます。

漬け物屋が店じまいしてから、ぱったり漬け物を買わなくなりました。
スーパーで売られている漬け物の多くは調味料が入っていたりして、あまり好きじゃないんです。
デパートにある有名店のものでも、調味料の味に気持ち悪くなったこともあります。

それに高いし。
キュウリ1本でびっくりするような値段がついていたりします。
 

自分で漬けるしかなくなった


手に入らないなら作るしかない。
ということで、仕方なく作り始めたぬか漬け。

自分でぬか漬けを漬けているというと、聞えはいいけど、家庭的とか、女としてポイント高いとかいう説もあるけど、ぬか漬けでポイント上がるのは20代、ギリ30代?

私みたいなアラフィフ女がぬか漬けしてるって、マンマぬか味噌ばばあやん。
何のポイントもあがりゃしない。

ポイントも上がらず、ちょっと面倒なぬか漬けを、ずぼらな私がなんとなく続けられているのは頑張らないからでしょう。

本当は1日2回混ぜたほうがいいらしいけど、ほぼ1日1回です。
夕飯用に漬けた野菜を取り出し、次に漬ける野菜と交換する時に混ぜるだけ。
うっかりすると3日位ほったらかしていることがあってヤバイヤバイと思いながらも何とかなっています。

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季節でいろいろ漬けてみる


容器は実家にあったこんな甕。



キュウリは切らないと入らないから、時々こんな曲がりキュウリを手に入れると嬉しい。



見事な曲がり具合。
壺にピッタリおあつらえむきサイズ。
規格外だから値段も安くて嬉しいことだらけ。



キュウリのぬか漬けが好きなので年中ほぼキュウリ。

冬場はカブが美味しいですよね!



小カブは丸ごと皮のまま。
3日ほどかかりますが、皮も口に残ることなく美味しく食べられます。



大根のへたと短い茎と葉。



捨てるのがもったいないので。
きざんでしょうゆをかけご飯に乗せます。


ブロッコリーの茎。生のまま厚く皮をむいて。






正直あんまり美味しくない(笑)。
生のままで食べられる手軽さで、捨てるくらいならと漬けているけど。

逆に、すごく美味しいのがパプリカ



でも、わざわざぬか漬けのためには買わないんです。いつも残り物。
パブリカは丸のままなら日持ちするのに、一度切ってしまうと傷みが早いから、料理の余りをぬか漬けに。



パプリカの甘酸っぱさが倍増して最高です。
彩りもきれい。



夏はも美味しいですよね。

 

半分に切って種をとって漬けます。

季節の野菜で安いものや、サラダ用に半分切ったキュウリの残りや、中途半端にカットした余りの人参など、腐らせるくらいならと、どんどんぬか床に埋め込みます。


時にはメンテナンス

味を良くし、殺菌効果のある生姜は、すりおろした残骸を放り込めばOK。



夏場、室温が30℃を超えたら、私は冷蔵庫に入れています。

常温でないと駄目という人もいるけど、うちの家の中で気温の低い場所なんてないし、丁寧にぬか床のお世話ができないので絶対腐らせそうなので。
常温より時間はかかるけど、ちゃんと漬かります。

冷蔵庫に入れる時は100均で買った密封容器。



長細いこの形の容器を選んだのは、もちろんキュウリを入れやすいため!



味が落ちてきたら、冷凍しておいた実山椒やダシ昆布の切れ端や生姜や唐辛子を入れてみたりして。

実山椒のアク抜き方法はこちら

仕方なく漬け始めたぬか漬けですが、やってみるとハマるんですよ。
・・・なんてことは別になく、別段ハマりもしていないけど、しゃあなく漬けております。

ハマってないのであまり凝らない。
よって、めっちゃおいしいやん♥という事もないフツーの味。
いや、見栄をはりました。
フツーよりちょっと美味しくないと思います。

それもアリだと、誰も言ってくれないから自分で言ってみる、イマイチやる気のない、頑張らないぬか漬け作りでした♪