沼島で鱧鍋 & 祭 女3人小旅行 後編
沼島女3人小旅行②の続き
鱧の次はシラスへGO!
こんにちは、たき子です。
春祭りと鱧鍋を満喫し沼島を後にした女3人。
シラス丼も食べたかったけど、鱧にお腹の中を占拠されてシラス一匹入り込まれへん~。
次にめざすはN子ちゃん情報の淡路島北西部にある「藤本水産」です。
淡路島にはおばあちゃんが住んでいたそうで、シラスが美味しく、塩蔵ワカメもお取り寄せしているぐらい美味しいのだとか。
数年前。淡路島のこの辺りをサイクリングしていた時、大量のシラスを天日干ししている光景を目にしました。
旅行の一日目だったため、シラスおたく(?)の私は泣く泣く買わずに通りすぎたのですが、もしや…。
藤本水産に近づくと、シラスを干す棚?が見えてきました。
この光景や。やっぱりここやったんや!
訪れた時はシラスは干していませんでしたが、ここに大量のシラスが干されている壮観な光景がよみがえりました。
今度こそ買える~♪
店内にはシラスだけでなく、いかなごのくぎ煮や天草や干しエビ、タコ、イカなど水産物がわんさと並んでいます。
目移りするわ~❗
釜揚げシラスは欠かされへん。
小さくて上質なちりめんじゃこも、安くてチリモンいっぱい!
干しアミエビはお好み焼きに入れよう♪
おすすめのワカメもカゴに入れて…。
アカン、きりがないわ。
目に留まったのが干しカレイ。
これを叩いてあぶるとたまらんねんよね。
干しカレイ10連チャンもゲット。
ホクホク気分で藤本水産を後にしました。
お腹いっぱいでも関係なし
スイーツはかかせません
さて、この先の予定としては、淡路島を出て明石焼きへと向かうだけなのですが、お出かけしてスイーツの一つも食べへんなんて女3人の名がすたります。
鱧鍋でお腹ははち切れんばかりに満たされた後だけど、なんなく別腹をこじあけてみせるで。
ソフトクリーム食べよ♪
関西スーパーで淡路島牛乳並んでるもん。牛乳とれるところのソフトクリームは美味しいはず。
そんな理由をこじつけて(単に食べたかっただけだったりする)、ソフトクリームのある茶屋に車を停めました。
どこにでも玉ねぎ売ってるんですよね。
買いたいけど、玉ねぎまで電車で持ち帰ったら行商のおばさんみたいになるやん。
玉ねぎはあきらめ、店内に入り抹茶とバニラのミックスを注文。
この美しい渦♥
抹茶とバニラ、黄金の組み合わせ♪
うーん、濃厚。
ひととき休息しおしゃべりタイム。
でも、そろそろ帰路につかないと。
大渋滞からの脱出劇
浦タクシー&レンタカーへ車を返却し、行きと同じようにタクシーで岩屋港へ向かったのですが、これが大渋滞。
うそ!
ついさっきまで流れてたはずやん。
港への一本道がベターっと車で埋め尽くされています。
やはり、案じていたように、明石海峡公園が無料入園日で、ちょうど帰りの時間に重なったのか?
タクシーの運転手さんが言うには、公園の駐車場から出る車が割り込んでくるから、よけい動かないのだろうとのこと。
まずいやん。ぜんっぜん動けへん。
ソフトクリームなんか食べて
のんびりしてたのがまずかった!?
ずっと前の方の車まで、ブレーキランプは赤いままで、ほんの数メートル動くのに何分もかかり、歩いたほうがよほど早そうです。
いっそ降りて歩く?
港まで4.5kmほど。
死ぬ気になれば歩けない距離ではないけれど…。
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途方にくれかけた私達。
その時、タクシーの運転手さんが、
「行きまひょか? 奥の手出しまひょか?」
なにそれ? 出して、出して。
奥の手でも何でも出して!!
「ちょっと遠回りになりまっせ~♪」
がぜん張りきりだした陽気なタクシー運転手のIさん。
左折し、どこかに続いているのかわからないような狭い坂道を登りだしました。
坂を登り、車1台がなんとか通れるか通れないかの細い住宅の間を巧みの技ですり抜け、出た所は畑の間。そしてまた狭い坂道。
その間、運転手Iさんの陽気な弾丸トークはとどまることがありません。
お客さんらどこへ行ってきたん?
沼島? へー、そりゃすごい。
私ら一回しか行ったことおまへんで。
そりゃエラい。
特にすごくもエラくもないと思うけど、妙に感心され、Iさんのトークは軽く、ハンドルさばきも軽く裏道に継ぐ裏道を怒涛の走りで通り抜けます。
山道と家の間と畑とのアップダウン。
それを何度か繰り返し、大きな道路に出ると前には観覧車が。
すごーい!
淡路サービスエリアの大観覧車や。
もうこんなとこまで来たんや。
港までもうすぐやん。
薄暗くなりかけた空に、観覧車がライトアップされ浮かび上がっています。
そしてタクシーは港へ。
何時間も渋滞で苦しむことなく帰りの船へと乗り込むことができました。
楽しいトークで笑わせ、巧みなドライビングテクニックで頑張ってくれた浦タクシーのIさん、ありがとうございました♥
まりん・あわじで明石港へ
ジェノバラインの待ち合い所で見つけた干し椎茸。
高い国産の干し椎茸が、小ぶりながらもこのお値段。
スイーツ男子への息子へのお土産は鳴門金時焼きドーナツ。
俺へのお土産やろ! と主張する抵抗勢力を押し退け1個食べてみたら美味しかった♪
港から見た明石海峡大橋。
帰りの船は可愛い「まりん・あわじ」
甲板にもイラストが。
出航するころには辺りはとっぷりと暮れていました。
タクシーで間近に見えていた淡路大観覧車。
夜の海って怖いよね。
うん。でも夜の海好き。
夜景にうっとりしているうちに、船はあっという間に明石港へ。
あとは、明石焼きを食べて帰るだけ♥
のはずですが、実はまだまだトラブルが待ち構えていたのです。
明石焼きへの道険し
ここは明石。
もちろん明石焼きのお店はたくさんあり、こんな明石焼きマップも用意されています。
だけど、閉店時間が早いところが多いんですね。
目をつけていた店はどこも閉店しており、魚の棚(うおんたな)のお店も人待ちが。
6番目か。そんなによう待たんわ。
チラシをチェックしてみると、明石駅近くの「パピオス明石」にも数店舗あるみたい。
へー、ここがパピオス明石?
お店は…ここや、ここ。
入店したのは明石焼きのお店らしからぬこじゃれたお店。
おしぼりを渡されるとおにいさんに「お飲み物は?」と聞かれました。
明石焼きのお店やのにまずお飲み物?
居酒屋みたい。
この時点で気づくべきでした。
そう、私達は間違って向いの居酒屋さんに入っていたんです。
間違っているなんで全く気づかず、T子ちゃんとN子ちゃんはウーロン茶、私はビールを注文。
ところがメニューに肝心の明石焼きが見当たりません(そりゃそうや)。
恐る恐るお兄さんに聞いてみます。
あのう、明石焼きは…?
困惑顔のおにいさん。
「明石焼きは別の店かと」
やってもうたー!
すみません!
注文取り消せますか?!
快く注文を取り消してくれた優しいおにいさんに、ごめんなさい、ごめんなさいと何度も頭を下げ店を出て目的の明石焼き屋へ。
3~4人並んでいるけどまあいいか。
私達もと並ぼうとすると、並んでいた女性が
あのう…私達が最後で材料が
おしまいみたいですよ
と。
そんな! 何てことや!!
いや、ここであきらめるもんか。
もう一軒お店があったはず。
あいてた。良かった~。
こうして、ようやく明石焼きのお店にたどり着くことができました。
最後のアクシデントはまさかの…
明石焼きとビール!
あつあつの明石焼きを、たっぷり三つ葉を入れたツユに浸してぱくり。ビールをごくり。
おいしー♥
幸せオーラ全開!
ところが怪訝な顔でN子ちゃんが、
タコ入ってへん。
そんなアホなー。
タコは入ってるやろー。
そうそう、気づかず飲み込んだん
とちゃう?
職場のストレスでとうとう味覚音痴にでもなったのかと、全然信じてあげずに自分の明石焼きをパクつく私達。
ほら!3個目も入ってへん。
すみませーん。
タコ入ってないんですけど。
店員さん、対処が素早かったなあ。
タコ無しの明石焼きをさっさと引き上げ
「すぐにお持ちしますので」
との言葉通り、一瞬で新しいタコ入りの明石焼きを持ってきてくれました。
ごめんね、N子ちゃん。信じてあげなくて。
まさかと思ってん。
3人の中で一番年下なのに、N子ちゃん大丈夫?ストレスでタコ入ってるのもわからんようになったんちゃう?なんてあらぬ疑いを…。
なんとか無事にN子ちゃんもタコ入りの明石焼きにありつき、おのおの息子達へのお土産にとお持ち帰りも携え一路大阪へ。
思えば環状線の乗り間違いから始まり、タコ無しの明石焼きで締めくくった珍道中ですが、充実した盛りだくさんの一日でした。
電車、船、タクシー、レンタカー、船…と強行軍で、体は疲れたけど心はのんびりリフレッシュ。
ゴールデンウイークが終われば、またそれぞれ忙しい仕事や家事に追われる日々が待っています。
今度はいつ遊びに行けるかなあ。近いうちに絶対!
3人とも老い先短い身?
命短し遊べよおばちゃん♥
欲張りなのは生まれつき。
人生楽しめるうちに楽しみまっせ~♪
【沼島で鱧鍋&祭り女3人小旅行「前編」はこちら】
【沼島で鱧鍋&祭り女3人小旅行「中編」はこちら】