沼島で鱧鍋 & 祭 女3人小旅行 前編
ゴールデンウイークは沼島へ
こんにちは、たき子です。
「沼島(ぬしま)でのんびり春の海見て鱧(ハモ)鍋食べるっていうのはどう?」
ゴールデンウイーク小旅行の計画。
町遊び、山遊び、どれにしようか。
淡路島でしらす丼もいいけれど…。
「沼島?どんなとこやろ」
「ちょうど祭りやるみたい」
「祭り?見てみたい!」
「鱧鍋もちょうど漁が解禁やって」
祭り情報が入ると気持ちはぐぐーっと沼島へ。
ここで想定外(?)の問題が。
沼島へ渡るには淡路島南方の土生港からの航路しかなかったんですね。
沼島案を打ち出した私の頭の中では、沼島へは大阪の泉佐野辺りから船でピュッと渡るという航路が描かれていたんです。
というのも、今からさかのぼること20数年前、バブルの終わりごろ、当時勤めていた会社の社長のクルーザーで岸和田港から沼島へ渡った記憶があったからです。
よく考えてみると、あれは個人の船だし、大阪から沼島への航路などあるわけはなかったのです。
となると、淡路島経由で沼島へ渡るしかありません。
淡路島への主なルートは車での明石海峡大橋。
道がすいていればあっという間に渡れる方法です。
そう、すいていさえすれば。
しかし、かつて運行されていたたこフェリーも、天保山からの高速艇も廃止となった今、全てが明石海峡大橋へと集中しています。
そこから直結している神戸淡路鳴門自動車道を抜けて四国入りする車もおり、さらに、高速道路も宝塚インター辺りは常に渋滞しています。
ゴールデンウイークに沼島を提案する
なんて、やらかしてしもたかな…
ちょっと弱気になる私。でも既に、気分もお腹も、すっかり沼島の祭と鱧鍋状態。
まあ、何とかなるやろ!
沼島は小さい島です。鱧鍋を食べられる料理屋も多くはありません。
とりあえず予約を入れてしまおう
こうして、やや強引に沼島の鱧鍋を予約してしまいました。
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“友人T子ちゃんの車で朝早めに出発する”
一旦そう計画したのですが、その後ゴールデンウイークに突入すると、不安情報が続々と。
友人Iさんの証言。
「ゴールデンウイークをなめたらアカンで。えらい目にあったことあるで」
テレビの情報番組でも、
「明石海峡大橋の上に3時間いてました」
ヤバイかも。
早朝ではなく夜中に出発する覚悟がないとたどりつけないかも。
けど、全員仕事も家庭もある身。
加えて、寄る年波には勝てない年齢です。
夜中に出発なんてムリ…。
淡路島へはマイカーのほか、高速バスもありますが、どのみち明石海峡大橋を渡るの同じ。
マイカーが動かないならバスだって動くはずはありません。
その時思い出したもう一つのルート。
数年前、息子と息子の友達を連れて淡路島をサイクリング旅行した時の帰り、船で明石へ渡ったんです。
【小学生連れ淡路島サイクリング旅行の記事はこちら】
明石海峡大橋を通らず淡路島入りすればあとは何とかなるはず。
早速調べてみると、ありました。
明石~岩屋(淡路島北部)への船、ジェノバライン。
これや!
電車の走っていない淡路島。
岩屋からはレンタカーが必須です。
でも最寄りのレンタカーまでは約5kmの道のり。
路線バスは数時間に1本しかありません。
「浦タクシー&レンタカー」で、レンタカーを借りると共にタクシーも来てもらうことにして、ようやく、沼島へのルートが決定したのでした。
出発前もアクシデントでドキドキ
こうして当日を待つばかりとなったのですが、出発前にもアクシデントが。
まず数日前に友人T子さんからのメール。
「息子がインフルなった!絶対にうつらんようにするわ」
「えー?大丈夫?気合いで頑張って!」
T子さんの息子が治りかけた頃今度は私の息子が。
「息子、発熱。インフルじゃないけど、気合いでうつらんようにする!」
かわいそうな息子たちは病原菌扱い。
看病しながらも
「近寄らんといて!」
と邪険な扱い。
ごめんよ。お土産かってくるからね(^-^;
のっけからハプニング
息子の風邪も気合いで寄せ付けず、何とか無事に迎えた当日、T子さんと私はJR京橋駅から環状線で大阪駅へ。
奈良方面から来るN子さんと大阪駅で合流して明石へ向かう手はずです。
まずは京橋駅で待ち合わせたT子さんと
「髪切ったん?」
「そうか、しばらく会ってなかったね」
などと喋りながら何も考えず環状線へ乗り込みました。
しばらくすると、T子さんが
「もう森ノ宮駅や。ここからN子ちゃんが乗ってくるわ」
ん?そんなはずはないでしょ。
何を言うてんのT 子さん。
大阪駅に向かってるんやから森ノ宮は通らへんやん。
通らへん…
その時車内アナウンスが
『もりのみやー』
嘘やろ!
「反対方向乗ってる!降りるで!!」
そう、私達は喋りながら、な~んも考えず逆方向の環状線外回りに乗っていたのでした。
森ノ宮で電車から飛び降り、階段を駆け降り、駆け上がり、反対側のホームへダッシュ!
ちょうど電車来た!
とりあえず乗ろう!
環状線内回りへ乗り込みN子ちゃんに連絡。
「ごめん。間違った。遅れるかも」
次に大急ぎで到着時間を確認。
大丈夫。2~3分遅れで大阪駅に着くわ。
乗り換えに5分あるから急げば予定の新快速に乗れるはず!
明石への到着が遅れると淡路島への船も遅れ、最悪は本数の少ない沼島への船も遅れて祭りも見れず昼御飯の鱧鍋も大幅に遅れるかも。
ここは何としても予定の新快速に乗らなければ。
私達を乗せた電車は、何事もなかったからのように大阪駅に到着。
激走し乗り換えのホームへ滑り込み、何とか予定の新快速へ。電車の中をかき分け無事N子ちゃんとも合流したのです。
あー、のっけから疲れた!
って、全て自業自得やけど…。
タコの町 明石へ到着
大阪駅から明石駅へは新快速で39分。案外早いですよね。
明石駅について、にしき通りを通り港へ。
このあたりは、『魚の棚(うおんたな)』と呼ばれる地域だそうで、明石駅から明石港までの商店街に海産物を中心としたお店が建ち並んでいます。
その一角のにしき通り商店街では朝早くから魚屋が用意を始めています。
さすが明石。
タコがいっぱい売られています。
買いたいけどさすがにタコぶら下げて一日遊ぶわけにもいかないし。
帰りにはきっともう店じまいやろうなあ。
これは、日を改めて、明石で一日過ごす価値ありですねー。
買い物は無理としても、帰りに明石焼はだけは絶対に食べて帰ろうと誓い、にしき通りを抜けると途中に大衆演芸場が。
飾り気のない楽しそうな町ですね!
5分も歩くと淡路ジェノバライン乗り場へ到着しました。
ジェノバラインは、岩屋から後のアクセスがイマイチなせいか、乗船客は多くはありません。
自転車を伴ったサイクリングの人や地元の人が中心です。
普通の観光客でこのルートを選ぶ人は多くはないみたい。
往復切符を買い船へ。
出航です♪
波しぶきの向こうに明石海峡大橋が。
朝の光りを受ける明石海峡大橋。
船旅ってやっぱり気持ちいい~!
乗船時間は13分ほど。あっという間に淡路島の岩屋港へ到着しました。
淡路島上陸です。
まだここから沼島へはちょっとかかります。
でも、女3人かしましいなんて昔からから言われるように、3人寄れば最強!
多少時間がかかろうが、喋っている間に着いてしまうに違いありません。
ということで、この続きはまた明日よければ覗きにきてみて下さいね♪
【沼島で鱧鍋&祭り 女3人小旅行「中編」はこちら】
【沼島で鱧鍋&祭り 女3人小旅行「後編」はこちら】
こんにちは、たき子です。
「沼島(ぬしま)でのんびり春の海見て鱧(ハモ)鍋食べるっていうのはどう?」
ゴールデンウイーク小旅行の計画。
町遊び、山遊び、どれにしようか。
淡路島でしらす丼もいいけれど…。
「沼島?どんなとこやろ」
「ちょうど祭りやるみたい」
「祭り?見てみたい!」
「鱧鍋もちょうど漁が解禁やって」
祭り情報が入ると気持ちはぐぐーっと沼島へ。
ここで想定外(?)の問題が。
沼島へ渡るには淡路島南方の土生港からの航路しかなかったんですね。
沼島案を打ち出した私の頭の中では、沼島へは大阪の泉佐野辺りから船でピュッと渡るという航路が描かれていたんです。
というのも、今からさかのぼること20数年前、バブルの終わりごろ、当時勤めていた会社の社長のクルーザーで岸和田港から沼島へ渡った記憶があったからです。
よく考えてみると、あれは個人の船だし、大阪から沼島への航路などあるわけはなかったのです。
となると、淡路島経由で沼島へ渡るしかありません。
淡路島への主なルートは車での明石海峡大橋。
道がすいていればあっという間に渡れる方法です。
そう、すいていさえすれば。
しかし、かつて運行されていたたこフェリーも、天保山からの高速艇も廃止となった今、全てが明石海峡大橋へと集中しています。
そこから直結している神戸淡路鳴門自動車道を抜けて四国入りする車もおり、さらに、高速道路も宝塚インター辺りは常に渋滞しています。
ゴールデンウイークに沼島を提案する
なんて、やらかしてしもたかな…
ちょっと弱気になる私。でも既に、気分もお腹も、すっかり沼島の祭と鱧鍋状態。
まあ、何とかなるやろ!
沼島は小さい島です。鱧鍋を食べられる料理屋も多くはありません。
とりあえず予約を入れてしまおう
こうして、やや強引に沼島の鱧鍋を予約してしまいました。
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“友人T子ちゃんの車で朝早めに出発する”
一旦そう計画したのですが、その後ゴールデンウイークに突入すると、不安情報が続々と。
友人Iさんの証言。
「ゴールデンウイークをなめたらアカンで。えらい目にあったことあるで」
テレビの情報番組でも、
「明石海峡大橋の上に3時間いてました」
ヤバイかも。
早朝ではなく夜中に出発する覚悟がないとたどりつけないかも。
けど、全員仕事も家庭もある身。
加えて、寄る年波には勝てない年齢です。
夜中に出発なんてムリ…。
淡路島へはマイカーのほか、高速バスもありますが、どのみち明石海峡大橋を渡るの同じ。
マイカーが動かないならバスだって動くはずはありません。
その時思い出したもう一つのルート。
数年前、息子と息子の友達を連れて淡路島をサイクリング旅行した時の帰り、船で明石へ渡ったんです。
【小学生連れ淡路島サイクリング旅行の記事はこちら】
明石海峡大橋を通らず淡路島入りすればあとは何とかなるはず。
早速調べてみると、ありました。
明石~岩屋(淡路島北部)への船、ジェノバライン。
これや!
電車の走っていない淡路島。
岩屋からはレンタカーが必須です。
でも最寄りのレンタカーまでは約5kmの道のり。
路線バスは数時間に1本しかありません。
「浦タクシー&レンタカー」で、レンタカーを借りると共にタクシーも来てもらうことにして、ようやく、沼島へのルートが決定したのでした。
出発前もアクシデントでドキドキ
こうして当日を待つばかりとなったのですが、出発前にもアクシデントが。
まず数日前に友人T子さんからのメール。
「息子がインフルなった!絶対にうつらんようにするわ」
「えー?大丈夫?気合いで頑張って!」
T子さんの息子が治りかけた頃今度は私の息子が。
「息子、発熱。インフルじゃないけど、気合いでうつらんようにする!」
かわいそうな息子たちは病原菌扱い。
看病しながらも
「近寄らんといて!」
と邪険な扱い。
ごめんよ。お土産かってくるからね(^-^;
のっけからハプニング
息子の風邪も気合いで寄せ付けず、何とか無事に迎えた当日、T子さんと私はJR京橋駅から環状線で大阪駅へ。
奈良方面から来るN子さんと大阪駅で合流して明石へ向かう手はずです。
まずは京橋駅で待ち合わせたT子さんと
「髪切ったん?」
「そうか、しばらく会ってなかったね」
などと喋りながら何も考えず環状線へ乗り込みました。
しばらくすると、T子さんが
「もう森ノ宮駅や。ここからN子ちゃんが乗ってくるわ」
ん?そんなはずはないでしょ。
何を言うてんのT 子さん。
大阪駅に向かってるんやから森ノ宮は通らへんやん。
通らへん…
その時車内アナウンスが
『もりのみやー』
嘘やろ!
「反対方向乗ってる!降りるで!!」
そう、私達は喋りながら、な~んも考えず逆方向の環状線外回りに乗っていたのでした。
森ノ宮で電車から飛び降り、階段を駆け降り、駆け上がり、反対側のホームへダッシュ!
ちょうど電車来た!
とりあえず乗ろう!
環状線内回りへ乗り込みN子ちゃんに連絡。
「ごめん。間違った。遅れるかも」
次に大急ぎで到着時間を確認。
大丈夫。2~3分遅れで大阪駅に着くわ。
乗り換えに5分あるから急げば予定の新快速に乗れるはず!
明石への到着が遅れると淡路島への船も遅れ、最悪は本数の少ない沼島への船も遅れて祭りも見れず昼御飯の鱧鍋も大幅に遅れるかも。
ここは何としても予定の新快速に乗らなければ。
私達を乗せた電車は、何事もなかったからのように大阪駅に到着。
激走し乗り換えのホームへ滑り込み、何とか予定の新快速へ。電車の中をかき分け無事N子ちゃんとも合流したのです。
あー、のっけから疲れた!
って、全て自業自得やけど…。
タコの町 明石へ到着
大阪駅から明石駅へは新快速で39分。案外早いですよね。
明石駅について、にしき通りを通り港へ。
このあたりは、『魚の棚(うおんたな)』と呼ばれる地域だそうで、明石駅から明石港までの商店街に海産物を中心としたお店が建ち並んでいます。
その一角のにしき通り商店街では朝早くから魚屋が用意を始めています。
さすが明石。
タコがいっぱい売られています。
買いたいけどさすがにタコぶら下げて一日遊ぶわけにもいかないし。
帰りにはきっともう店じまいやろうなあ。
これは、日を改めて、明石で一日過ごす価値ありですねー。
買い物は無理としても、帰りに明石焼はだけは絶対に食べて帰ろうと誓い、にしき通りを抜けると途中に大衆演芸場が。
飾り気のない楽しそうな町ですね!
5分も歩くと淡路ジェノバライン乗り場へ到着しました。
ジェノバラインは、岩屋から後のアクセスがイマイチなせいか、乗船客は多くはありません。
自転車を伴ったサイクリングの人や地元の人が中心です。
普通の観光客でこのルートを選ぶ人は多くはないみたい。
往復切符を買い船へ。
出航です♪
波しぶきの向こうに明石海峡大橋が。
朝の光りを受ける明石海峡大橋。
船旅ってやっぱり気持ちいい~!
乗船時間は13分ほど。あっという間に淡路島の岩屋港へ到着しました。
淡路島上陸です。
まだここから沼島へはちょっとかかります。
でも、女3人かしましいなんて昔からから言われるように、3人寄れば最強!
多少時間がかかろうが、喋っている間に着いてしまうに違いありません。
ということで、この続きはまた明日よければ覗きにきてみて下さいね♪
【沼島で鱧鍋&祭り 女3人小旅行「中編」はこちら】
【沼島で鱧鍋&祭り 女3人小旅行「後編」はこちら】