おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

『3.06たき子指切り事件簿』の懸案とは

包丁でザックリ

こんにちは、たき子です。

昨日、豚汁を作っていた時、いい加減な包丁使いをして、やらかしてしまいました。

 ザックリ

ひーーっ!
痛い!切った!深い(TT)

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左手親指の指先辺りを、1㎝ほど切ってしまったんです。

 鈍くさいわ~(>_<)
 けっこう深くない?
 3㎜ぐらいはありそう~

だけど、こんな時とっさに考えてしまうのは、

「給食の仕事してなくて良かった…」

ということなのでした。


給食現場は宇宙食並み

私は3年ほど前まで大阪市の小学校給食調理員をしていました。

学校給食を作る現場は、衛生管理が徹底しています。

1996年、堺市の小学校給食で起きたO-157による死亡事故まではマニュアルすらなかった給食現場は、今や宇宙食並みの衛生基準下で調理されています。

野菜は流水で3回洗い。
水不足も何のその、じゃんじゃん水を流しながらの洗浄です。

お肉や卵を冷蔵庫から出して解凍する下処理担当の人などは、その日一日調理済み品を触るどころか(手袋をしても)、調理済み品を置くエリアに近づくことさえ許されていないバイキンマン扱いなのです。

また、調理員本人はもちろん、家族に嘔吐下痢症状を訴える者がいれば出勤できません(ノロウイルス感染防止のため)

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出勤できない理由は体調不良ばかりではありません。

手指に怪我をすると、傷から黄色ブドウ球菌が繁殖するため、やはりバイキンマン。

傷が化膿してる人はもちろんのこと、化膿してなくても、ちゃんと手当てしても、直接食材や食器に触れないよう手袋をはめても、せいぜい下処理班(肉や卵を扱う人)にしか入れてもらえないのですよ~。

限られたメンバーで回している給食調理で、メイン調理に携われないということは大問題。
他の調理員に負担をかけてしまうことになるのでナーバスにならざるをえないんです。

このあたりの学校給食の掟については、以前の記事で詳しく書かせていただいたので、もし学校給食の仕事を検討されてる方がいれば、ぜひ一度ご覧になってくださいね~♪

学校給食のオキテ26箇条・前編
学校給食のオキテ26箇条・中編
学校給食のオキテ26箇条・後編

こんな労働条件下で働いていたので、いまだに怪我をすると、とっさに「良かった今は♪」と思ってしまうんですよね。

給食の仕事を辞めた今は、ゆっくり怪我できるようになりましたw


お痛いのがお好き?

ところで、痛いのは誰でも嫌ですよね!
。。。と言いたいところですが、どうもそうでもないようで、過去の職場に一人だけ、

「痛みが好き」

と豪語する女性がいました。

ズキズキする感覚が良いそうです。

まあ、言われてみれば確かに、軽い傷の痛みなら、ズキズキを感じることで生きてる実感がある。。。という感覚はわからなくもないかなあ。

同じ痛みでも頭痛は耐えられませんけどね!

そんな痛みが好きと言っていた彼女も、結婚して仕事をやめたので、今ごろ嬉々として出産に挑んでいるかもしれませんね~♪(出産の痛みが楽しみだと言っていた)


出血が少ないのは新月のおかげ?

さて、ザックリやっちゃった私の親指ですが、止血をして手当てをして、使い捨てのエンボス手袋をはめ豚汁作りを再開しました。

すぐに血は止まらず、絆創膏は血まみれ。



↑↑これ、実際の画像ですが、グロいのでポップアート風に画像加工してみました^^

最初白黒にしようと思ったのですが、白黒だとヒッチコックの「サイコ」のシャワーに流れる血を連想してよけいグロい気がしたので(^^;

「サイコ」怖いですよね~~(TT)
「サイコ」と「キャリー」が私の中では怖い映画のトップ2です。


満月は出血が多い?


この時期ケガをしやすい気がしますね~。
確か一年ほど前にも、指をザックリ切っています。

でもその時はもっと流血したような。。。

炊事用手袋をはめて洗い物をしたのですが、手袋をはずすと左手首から下が血まみれで、びっくらこいたのですよ!

もしかすると、その時は満月だった?

スピチュアルな物には興味が向かない私ですが、月の満ち引きには少しだけ関心があります。

満月はエネルギーが満ちて興奮しやすくなり、新月はエネルギーが減って情緒不安定になる。
満月は出血が多く、欠ける月の時は怪我が治りやすく満ちる月の時は治りにくい。

。。。という説も少し信じています。

そう思いながらカレンダーの月齢をチェック。



今日は新月ではないですか!

新月ってことは、これから満ちる月やん。
その説で言うと治りは良くないってこと?
ちぇーっ!

でも、新月のおかげかな。
血は、傷の深さのわりには少な目だったような気がしますね~。

怪我してる時は飲酒はご法度だっていうけど、別に何てことなかったしw



失った血の代わりにと、赤ワインを選んだのが良かったのかもね~!?


不便な事が一つ

というわけで、多少痛いけどエンボス手袋をはめれば水仕事もできるし、さほど不自由はないのですが、今朝どうしてもできなかったことが一つだけ。

納豆についてるタレの小袋を手で開けられないんですよね~。

痛くて指先に力を入れられないのです。
あれって、両手親指先使うのね!

「納豆のタレの小袋開け」という一見地味な作業は、実は他の指や手のひらでは代用できない、侮れない作業だということが判明した、後に『3.06たき子指切り事件簿』と語られるであろう啓蟄の日の出来事でした。。。