おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

♦転職DAYS♦ シングルマザーの転職奮闘記 ②


こんにちは、たき子です。

シングルマザーの転職奮闘記①からの続きです。


転職先はイタリアンレストラン

調理師免許を取得すべく調理の仕事を探し始めた私が和食の次に選んだのは、イタリアンレストランでした。

前回と同様、新聞の折り込みチラシの求人広告を見ての応募です。

新規オープンで、オープニングメンバーとして勤務できるというのは魅力でした。

ここでも、前回の和食レストラン同様、月~金曜の週5日勤務で、土日は学生アルバイトが入るという勤務体系でした。

飲食店の多くが土日勤務できる人を歓迎しており、近年特にシフトでしか休み明けが取れない職場が増えているなか、土日の休みを取れるのは、ホンマにありがたかったです。

ほとんどの保育園が日曜は休みです。

土曜は預けられますが、保育士さんも少ないので出来るだけ休んで欲しいと言われます。
そのため預けるのが何となく肩身が狭いという気持ちもありました。

加えて、園児も少なく仲良しの友達がいない土曜日は、息子も行きたがらなかったのです。



充実していた日々。だけど…


ピザ担当の私は、朝は一番に出勤しピザ生地を仕込みます。オープンの準備、仕込み、デザート作り、ランチタイム、賄いなどを担当しました。

ランチタイムに提供するピザの数は確か一日に30枚ほどだったように記憶しています。

注文が入れば仕込んでおいたピザ生地を伸ばして具を乗せてピザ釜に入れ高温で焼き上げる。



週替わりのピザのメニューを考えたり、ドルチェを覚えたりもでき、仕事自体やりがいがあり充実していました。

オープンキッチンだったので、ガラス越しに店内が見渡せます。

小さい子どもに興味津々で見られていたりすると、わざとピザ生地を大げさに宙に放り投げクルクル回すなど、調子に乗ってパフォーマンスしたり、たまにチーフのお許しが出ると賄いで好きなメニューをたらふく食べたり、忙しいながらも楽しく働いた数年間でした。

メンバーも、最初から店を始めたという一体感もあってか、年齢性別や既婚未婚は関係なく皆仲良く、とても働きやすい職場でした。

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突然の閉店、そしてまた転職


休日には、お店の皆とそれぞれ家族や彼女連れで遊園地に行ったりもし、公私共に居心地の良い状態で働いていたのですが、ここでまた思いもかけない自体に直面します。

お店が入っている商業施設が閉店すると聞かされたのです。

寝耳に水でした。

閉店を知らされてショックでしたが、元々は調理師免許を取るために選んだ職場です。
あくまでも小学校の給食調理員になることが目的だったので、気を取り直して再び求職活動を始めました。

そして同時に調理師免許を取るためのの試験勉強も開始します。
いつの間にか、必要な資格の2年間に達していたのです。



調理師免許を取得





調理師免許試験は2年以上の実務経験があることを勤務先から証明してもらえれば、独学で勉強して受験できます。

有料の講習会もありましたが、通う時間も費用もありません。
参考書と問題集を1冊ずつ購入しただけです。

仕事して帰って家事育児を終え、息子を寝かしつけた後の2時間ほどを勉強にあてました。
一日のうち唯一のフリータイム、ドラマを観ながら寝酒を飲む習慣を少しだけ我慢して。

3か月ほどそんな生活を続け、受験日を迎えました。

この時、私と同じように、職場の何人かの仲間も調理師免許を受験しました。

「全然勉強してへんねん~」という記念受験的な人以外、そこそこ真面目に勉強しているメンバーは私を含め合格しています。

私は絶対に一発で合格したかったので、比較的真面目に勉強しました。
「これ以上、酒を我慢して勉強したくない」
その一心で。

やっと調理師免許を取得し、念願の小学校給食調理員になったのか。
そう簡単に事は運びません。

この先、まだ紆余曲折があったのですが、それはまた次回ということで…。


『シングルマザーの転職奮闘記』③へ続く

③『大学生協』パートでたちまち生活苦


その他の『シングルマザーの転職奮闘記』はこちら

①出産後最初の仕事『和食チェーン店』で突然の時短勤務通達

④『学校購買』雇い止め→『オフィス街のお洒落なオフィス』でのパワハラ

⑤『地元メーカー』『個人経営レストラン』2ヶ月連続リストラ

⑥『保育園給食室』→念願の『小学校給食室』