おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

淡竹(はちく)を食べる

淡竹(はちく)デビュー
こんにちは、たき子です。

タケノコは大好きなのですが、淡竹(はちく)には手を出したことがありませんでした。

深い理由はなく、ただ馴染みがなかっただけです。

黒っぽく尖ったビジュアルなので、アクが強くて固そうなイメージを勝手に作り上げていたんですよね。

先日、お出かけの際に、露店で売られていた淡竹(はちく)を衝動買い。
めでたくハチクデビューを果たしました。



20~30㎝ほどのハチクが8本で600円。
もう、シーズンも終わりだそうです。


淡竹(はちく)の下処理

買ったハチクは、なるべく早めに下処理したほうが良いと思います。
置いておくと成長して竹になっていきそう。

まず皮をむきます。
切り込みを入れつつどんどんむいてゆきます。
途中、のあいているハチクがあり、嫌な予感がしたら、やっぱり!

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黒い虫の幼虫が。

ずいぶん元気に動いている気配が。
直視しないように気をつけながら、虫が出てこないうちにすかさず虫のいる箇所を切り落としました。

ビニールに入れ出てこないよう念入りに口をくくりました。次の日がゴミの日で良かった!



ぼやけていますが、写真赤○の黒ずんでいる部分が虫の穴です。

これまで、タケノコの中から虫が出てきたことは一度もなかったので、ちょっとした衝撃。

買った8本中、2本が虫食いでした。
タケノコは土の中に埋もれているけど、ハチクは地面の上に生えているので虫がつきやすいのでしょうか。

むいたらこれだけになってしまいました。



皮のほうがかさばっています。

1時間ほど塩ゆでしてや~」と、買った露店のおっちゃんが言っていたのでその通りに。



ハチクが浮きあがってくるので、別の鍋のフタを重しがわりにして茹でること約1時間。

ヌカで茹でなくて良いというのは、ホント助かりますね!
アクが少ないのでヌカは要らないのだそうです。
ふきこぼれの心配もないし、茹で終えた状態で後の鍋を洗うのも楽だし。

丸っぽで茹でていたら、途中一度だけですが、お湯が弾けたように飛び出しました。
何ごとかと思ったら、ハチクの節と節の間は密封状態なので小爆発を起こしたみたいです。

火傷すると危ないので、縦に割ってから茹でたほうが良いと思います。
割らないほうが真ん丸で可愛いんですけどね。

茹でたハチクは、覚ましたあと水を張った保存容器に入れ冷蔵庫へ。



さて、何を作ろう。
初めてのハチクなので、タケノコと同じように食べて比べてみようと思います。



ハチクで『若竹煮』

まず作ったのは若竹煮



ダシでハチクを煮て醤油で味付けし、最後にワカメを入れたお馴染みの煮物です。



ワカメをたっぷり。
ワカメは、ゴールデンウイークに訪れた淡路島で買ったもので、色鮮やかで風味が良くて、すごく美味しいんです。

ワカメを買った淡路島の店の記事はこちら

 初めて食べたハチクは、柔らかく、本当にアクが少ないので、薄味のダシの味との相性抜群でした。


『ハチクご飯』は豪快に

翌日はハチクご飯。



アクが少ないハチクはタケノコご飯のタケノコよりも大ぶりに切りました。
油あげ鶏モモも、ハチクに合わせて大きめにきりましたが、それ以外、基本の作り方はタケノコご飯と同じです。

タケノコご飯のレシピはこちら

ハチクがこんなに扱いやすくて美味しいなら、もっと早く食べていれば良かった!

いやいや、まだ遅すぎるわけじゃない。
来年はハチク料理制覇、楽しみです♥