大相撲Days『まさかの逆転優勝 稀勢の里』
荒れる春場所 思わぬ展開に
こんにちは、たき子です。
荒れた春場所が終わりました。
横綱白鵬に続き、ご当地大関の豪栄道の休場で寂しくなったと思われた大阪場所、千秋楽で一気に盛り上るフィナーレとなりました。
新横綱の稀勢の里が13日目の日馬富士戦で左肩を負傷。
痛めた土俵下での痛そうな様子に休場!?と思われましたが、翌日は出場。
しかし、左肩をかばうような動きで相撲をとれるような状態ではないと思われたのが、つい昨日の事です。
2敗となった稀勢の里が千秋楽に対戦するのは、1敗の照ノ富士。
稀勢の里が負ければ照ノ富士の優勝。
勝てば優勝決定戦が行われることとなったのですが、昨日の取組を見る限り、稀勢の里の不利な状況は明白でした。
仮に稀勢の里が本割(取組表で決められた対戦)で勝ったとしても決定戦があります。
手負いの体で続けて勝てるとは予想していませんでした。
解説の北の富士さんも舞の海さんも
「昨日の取組を見る限り一日で回復するとは思えないね。負けても仕方ないでしょう。これ以上悪くならないようにしないと」
というような事を言っていましたし、誰もがそう思っただろうと思います。
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大歓声の裏にあったもう一つの理由
本割で稀勢の里がめずらしく少し動き(立ち会いを変化すること)、突き落としで照ノ富士を下した時の館内の大歓声。
実はこの大歓声は、前日の取組も影響していたのです。
新横綱、しかも久しぶりの日本出身横綱で盛り上る今場所、稀勢の里への応援が多いのはうなずけますが、照ノ富士への反感も後を押したのです。
前日、照ノ富士が対戦したのは大関から陥落した琴春菊。
琴春菊は、10番以上勝てば来場所大関に復帰できたのですが、あと一つも負けられない琴春菊にとっての大勝負で、照ノ富士は立ち会いに変化し、組むことなく琴春菊を土俵に転がしたのです。
この瞬間、琴春菊の大関復帰の希望は消えました。
会場は異様な雰囲気で、勝った照ノ富士に拍手はありませんでした。
もちろん、反則ではない。みんな、そんな事はわかっているんです。
でも、やっぱりこういいたくなった勝負でした。
「あんまりやろ、そりゃあ」
そんな経緯があってこその、あの館内割れんばかりの大歓声だったのです。
まさかの決定戦での勝利
そして優勝決定戦。
不利な体制からの小手投げで稀勢の里が照ノ富士に土をつけました。土俵際が強い!
勝ちを焦ったように見えた照ノ富士は最後には結局、優勝を逃してしまいました。
批判を浴びる事を覚悟で琴春菊に対して変化で勝った。そうまでして勝ちにこだわった結果がこれでした。
因果応報と言っては言い過ぎでしょうが、やはり、人にしたことは自分に返ってくるような気がします。
正々堂々とぶつかって欲しかった。力のある力士だし、その強引なスタイルの取口は嫌いではないので、よけいにそう思わずにはいられません。
そして、稀勢の里、あなたは凄い❗
この他の大相撲Daysはこちら
【阿武松江部屋(おうのまつべや)2017大阪朝稽古を見学】
【2017春場所初日】
【栃ノ心関、初優勝おめでとうございます】
【大砂嵐の引退と内閣府の災難】
【可愛すぎる!期待の新十両『炎鵬』は身長169㎝のイケメン力士】
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痛めた土俵下での痛そうな様子に休場!?と思われましたが、翌日は出場。
しかし、左肩をかばうような動きで相撲をとれるような状態ではないと思われたのが、つい昨日の事です。
2敗となった稀勢の里が千秋楽に対戦するのは、1敗の照ノ富士。
稀勢の里が負ければ照ノ富士の優勝。
勝てば優勝決定戦が行われることとなったのですが、昨日の取組を見る限り、稀勢の里の不利な状況は明白でした。
仮に稀勢の里が本割(取組表で決められた対戦)で勝ったとしても決定戦があります。
手負いの体で続けて勝てるとは予想していませんでした。
解説の北の富士さんも舞の海さんも
「昨日の取組を見る限り一日で回復するとは思えないね。負けても仕方ないでしょう。これ以上悪くならないようにしないと」
というような事を言っていましたし、誰もがそう思っただろうと思います。
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本割で稀勢の里がめずらしく少し動き(立ち会いを変化すること)、突き落としで照ノ富士を下した時の館内の大歓声。
実はこの大歓声は、前日の取組も影響していたのです。
新横綱、しかも久しぶりの日本出身横綱で盛り上る今場所、稀勢の里への応援が多いのはうなずけますが、照ノ富士への反感も後を押したのです。
前日、照ノ富士が対戦したのは大関から陥落した琴春菊。
琴春菊は、10番以上勝てば来場所大関に復帰できたのですが、あと一つも負けられない琴春菊にとっての大勝負で、照ノ富士は立ち会いに変化し、組むことなく琴春菊を土俵に転がしたのです。
この瞬間、琴春菊の大関復帰の希望は消えました。
会場は異様な雰囲気で、勝った照ノ富士に拍手はありませんでした。
もちろん、反則ではない。みんな、そんな事はわかっているんです。
でも、やっぱりこういいたくなった勝負でした。
「あんまりやろ、そりゃあ」
そんな経緯があってこその、あの館内割れんばかりの大歓声だったのです。
まさかの決定戦での勝利
そして優勝決定戦。
不利な体制からの小手投げで稀勢の里が照ノ富士に土をつけました。土俵際が強い!
勝ちを焦ったように見えた照ノ富士は最後には結局、優勝を逃してしまいました。
批判を浴びる事を覚悟で琴春菊に対して変化で勝った。そうまでして勝ちにこだわった結果がこれでした。
因果応報と言っては言い過ぎでしょうが、やはり、人にしたことは自分に返ってくるような気がします。
正々堂々とぶつかって欲しかった。力のある力士だし、その強引なスタイルの取口は嫌いではないので、よけいにそう思わずにはいられません。
そして、稀勢の里、あなたは凄い❗
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