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調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

小学生連れ『行き当たりばったりの旅日誌』しまなみ海道編④大島~今治

小学生連れ『行き当たりばったりの旅日誌』しまなみ海道編③の続き

しまなみ海道サイクルロード
 最大の難所へ

こんにちは、たき子です。

私と息子と息子の友達K君による、しまなみ海道の旅2日目の後半です。

伯方・大島大橋を渡り、大島へ入ってしばらくは、なだらかな海岸線。
のんびりチャリンコを流していると、急に峠越えの難所にさしかかりました。

しまなみ海道のサイクルロードの中でも随一の高さです。



最大の坂を前に、私は立ちこぎも早々にリタイヤ。

 もうムリ!!
 こんな坂、手押しでもキツいって~

弱気になる私の心に浮かんできたのは、幼い頃おばあちゃんと一緒に見ていた、あのお馴染みの時代劇の主題歌でした。

 頑張れ、あたし!
 人生楽ありゃ苦もあるはず(泣)
 涙の後には虹が出るねん!

黄門さまの教えを心の支えに、自転車を投げ出したくなる衝動を抑え、死ぬ気で登りきると後は至福の下り♥

ひゃっほう~♪
黄門さま、頑張ったよ私!

 
最大の高所だけあって、景色は最高でした♪


ようやく、四国上陸!

難所をこえると、とうとう最後の来島海峡大橋です。
これを渡ればいよいよ四国



でもその前にお約束の休憩♪

橋を渡る手前でソフトクリームを食べました。



頑張ったあとのソフトは美味しい♥

ホントに欲しているのはビールだけど、今治まで我慢我慢。
四国はもうそこに見えてるで~!

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四国への来島海峡大橋は、これまでの橋のなかで最長の4km。
しかも高さも最大で、まさに最後を飾るにふさわしい長くまっすぐな、海の上に架かる橋なんです。


 背後が来島海峡大橋

しまなみ海道もこれで最後だなあなどとと思いながら、瀬戸内海の静かな海と島々を目に焼き付け、夕日の来島海峡大橋渡りきって今治へ到着しました。


親切な今治のおじさん

そこから今治駅近くの宿までさらに6km。
地図で道をチェックしていたら、見知らぬおじさんに声をかけられました。

おじさんはレンタサイクルセンターの職員さんで、今から今治駅のほうまで行くからついておいでとの事。

 天の助け!

レンタサイクルはわざわざセンターに返しにいかなくても今治市内の宿ならどこでも乗り捨てできることや、今治は焼き鳥が名物な事も教えてもらいました。

 そうだ、銭湯も聞いてみよう。

「あのう、今治駅近くに銭湯ありませんか?」

「あるよ、普通のだけど」

「あ、そういうのがいいんです」

「でも昔ながらの古い銭湯で、壁に富士山とか書いてあるよ(つまりお洒落なスーパー銭湯とかじゃないと言いたいらしい)」

「それがいいんです!!」

なんと、念願の富士山銭湯にこんな形で出会えるなんて♪



おじさんは銭湯まで案内してくれました。
発見、今治のおじさんは優しい♥


富士山を見ながら貸しきり銭湯

駅前の「ビジネスホテル白石」(現在は閉業)で荷を降ろし、さっそく教えてもらった富士山壁画の「宝来温泉」へ。



実は後で知ったのですが、今治尾道同様レトロな銭湯の宝庫だそうで、木の下駄箱やロッカー、天井にはおっきな扇風機などレトロそのもの。



体重計も昔ながら。



湯船はというと…。



待ってました~!
富士山です♥
湯船もめっちゃおしゃれやん。
ダサいなんてとんでもございませんわ~♪

女湯は貸し切り状態で、壁の富士山を眺めながらのんびりつかりました。
ああ~、極楽極楽。




今治名物
 焼き鳥&せんざんきに舌鼓


コインランドリーを回してる間に、おじさんに教えてもらったイチオシの焼き鳥屋「鳥林」へ。

今治の焼き鳥は串に刺していない。
今治の鳥皮は細かく切ってこんがり焼いてる。
今治では鶏の唐揚げのことを「せんざんき」と言う。

ちょいちょい独特なんですよね!

やっと、やっと会えたね、ビール♥

疲れた体にビールと焼き鳥が行き渡り、へとへとだった体に元気が戻ってくるのが実感できます。

本日の走行距離40キロ。
我ながら頑張ったわ~♪



小学生連れ行き当たりばったりの旅日誌『しまなみ海道編⑤』へ続く

その他の旅日誌しまなみ海道編はこちら

①大阪~明石~尾道
②尾道~向島~因島
③因島~生口島~大三島~伯方島
⑥広島の海