おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

バカバカしさが炸裂!児童書『バカ昔ばなし』

コンセプトは “どうでもいい話”

こんにちは、たき子です。

読み聞かせ…というほど大げさなものではないのですが、息子が小学生の頃、寝る前に布団の中で読もうと思って本をちょくちょく買っていました。

その中で、一番のお気に入りがこれ

バカ昔ばなし



バカ昔ばなし』は、2010年にTOブックスより発行された児童書(?)です。

「シンプルな昔話を、色々考えた末、一番どうでもいい話になるよう書いた」

と、まえがきに書かれている通り、ほんっとどうでもいい話だらけ。

桃太郎がかグレかけていたり、鶴の恩返しばりに反物を織るおたまじゃくし姫がいたり。


『8個のキンタマ』

なかでも、お腹がよじれるほど笑って笑って、読み進めることができなかった話が、

8個のキンタマ



笑!

このブログ内で、男性の一物の名称を書く日が来ようとは。

きゃ~恥ずかし~(*ノ▽ノ)

「8個のキンタマ」の、さわりだけをご紹介。

 昔のことじゃ。
 人間が生まれた時のことじゃ。
 お祝いに神様が8個のキンタマをくれた。

…バカバカしすぎ(笑)!!

こういう、バカバカしい話大好き♪

お腹を抱えて、ただただ笑えます~。

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多分、児童書です

バカ昔ばなし』の、作者は、

文は、細川徹さん。
コント作家で演出家だそうです。

そして、絵は、五月女ケイ子さん。
一度見たら忘れられない強烈な個性の脱力劇画家。

笑って先が読めないこと必至の『バカ昔ばなし』。

寝かしつけにはぜ~ったいむいてないけど、最高に面白い大人も楽しめる本です。

児童書にしてはシュールな展開のお話も多いのですが、児童書だと思います、たぶん。

だって、全ページにフリガナがついているもの。

バカバカしいことが好きな方は、ぜひ一度、手にとってみてください。

子どもには見せられないと思うなら、本棚の一番上の段にでも♥



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