おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

極めた!さっくりフワフワ『お好み焼き』

土井善晴さんのレシピ

こんにちは、たき子です。

以前、友人宅でのホームパーティで

 「何作る?」

 「お好み焼きは?
  私、最近お好み焼き極めてん」

と大きな口をたたき、皆に期待させてしまった手前、不評だったらどうしようと冷や汗ものだったお好み焼き



食べてもらうと「レシピ教えて~」と大好評でした♥

といっても極めたのは私ではなく、ご存じ料理研究家の土井善晴さん。

土井善晴さんは何冊も料理本を出しておられますが、その中でも私のお気に入りは、たまたま本屋で見つけたこれ。



マンガ お料理再発見!

土井義晴さんに漫画家の小波田えまさんが料理を教わり、漫画仕立てで解説している料理本。

おにぎりやカレー、酢豚など、和洋中を問わず家庭料理を中心に掲載されています。

よく作る一般的な料理が、土井善晴さんの独自のレシピとコツで極上の料理となって、タイトル通り料理を再発見できます。

おもしろいだけでなく、料理の魅力がたっぷり伝わってくるんですよ~♪

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好きなレシピはたくさんあり、お好み焼きもその一つ。

でも、最初このお好み焼きのレシピを見た時はびっくり!

粉を溶かないという、今までのお好み焼きの常識を覆すような方法なのですが、やってみるとホンマ美味しい♥

私、もうこのレシピ以外でのお好み焼きは作れません(笑)。

そんなさっくりフワフワ、究極のお好み焼きレシピをどうぞ~♪


レシピ『お好み焼き(豚たま)』



※土井善晴さんのレシピを素に、具材を多少変更しています

材料》2枚分

 豚バラ薄切り肉 150g
 キャベツ    340g
 ネギ      1本
 天かす     1/2カップ
 だし汁     1カップ
 山いも     50g
 薄力粉     90g
 卵       2個
 油       適量


 トッピング用
  お好み焼きソース、マヨネーズ、
  カツオブシ、青海苔など


作り方
 
①山芋は、皮をむかずにヒゲ根を焼いておく。



皮ごとすりおろす。



②キャベツは粗みじんに切り、ネギは小口切りにする。



③山芋をダシ汁で溶く。



④ダシ汁に、きざんだキャベツとネギを入れて混ぜる。



ダシで粉を溶くのが一般的なお好み焼きのレシピ。

粉はいつ入るの!?
…ご心配なく。
そろそろです(笑)。

⑤④に粉と天かすを入れ、さっくり混ぜる。



くれぐれも、よく混ぜてはいけません。



⑥一人前ずつに分け、卵を割り入れて、数回サックリ混ぜる。



ここでもやはり、混ぜすぎないようにします。

黄身と白身が混ざりあっていなくても大丈夫です。

⑦高温に熱したホットプレートに⑥を流し入れ(1.5㎝位の厚み)。



豚肉を広げて乗せる。



フタをして、2分ほど焼く。



⑧ひっくり返し、再びフタをして5~7分、豚肉がこんがり色づくまで焼ければ、再びひっくり返す。



焼き時間は目安です。
ホットプレートの箇所によっても焼き時間は変わります。

ひっくり返した後は、押さえないで下さいね~。

⑨火を中弱火に下げ、お好み焼きソースやマヨネーズ、青海苔などをお好みでトッピングすれば完成です。




コテからチョク食べが大阪流
大阪の人間は、焼けたお好み焼きをお皿にとってお箸で食べるような上品な食べ方はしません。

切り分けたコテから直接食べるのが流儀です。



めっちゃ熱いお好み焼きを、ハフハフ言いながら食べるのが楽しいんですよね~♪


お好み焼きの時には、元々、食卓に箸すら出しません。

小皿は一応置きますが、あくまでもコテを置くための物であって、取り皿として使うわけではないんですね~。


キャベツは巻きのしっかりした物を

キャベツは、なるべく重く、固く巻いた物を使って下さい。
春キャベツは水分が多く、焼いていると水分がでてきて、ベチャ~っとなってします(泣)。

今の時期、春キャベツと書いてなくても春キャベツの可能性があるので、ご注意下さいね~。


この他の土井善晴さんのレシピはこちら

おいなりさん
里芋と鶏肉のシチュー
タラのビール揚げ
タルタルサラダ
万願寺唐辛子のいり煮
舞茸そぼろ
サバの筒煮



マンガ お料理再発見! (オレンジページムック)



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臨機応変

その時その時の状況に応じて柔軟に対応すること。