おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

土井善晴『里芋と鶏肉のシチュー』は滋味あふれる季節の献立

料理人との相性の善し悪し


こんにちは、たき子です。

料理番組はけっこうチェックしてしまうほうなのですが、美味しそうだと思って作ってみても、期待外れと思うこともありますよね。

一度だけなら、たまたまだと思えても、同じ料理人の献立を何種類か作ってみて、どれもイマイチだと思うときは相性が悪いのだと納得しています。



いくら人気の料理人でも、それは同じ。

逆に作る料理のほとんどが美味しくできる相性の良い料理人ももちろんいます。
そんな相性のいい料理人の多くは大阪出身なのですが、もうこれはやむをえませんよね~。

大阪で生まれ育ち、大阪の味で慣れ親しんできた私の味覚は、大阪の味がベースになっているんだから。

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そんな大阪の料理人の中で、私にとって相性が良い筆頭が土井善晴さん。

土井さんの料理は“一汁一菜”の提唱などでブレイクしているようですが、お父様の土井勝さんの頃からお馴染みの料理人でした。

手をかける部分は手をかけ、手を抜いてよい部分は手を抜く。
土井さんの料理は、そんな飾り気のない家庭料理です。

和食のみならず、中華や洋食も独自のレシピでどんどん作っておられます。

その土井善晴さんの料理の中から昨日作ったのが『里芋と鶏肉のシチュー』。
今の時期においしい和食シチューのレシピをどうぞ~♪


レシピ『里芋と鶏肉のシチュー』



講師:土井善晴さん

※写真はブログ主によるものです。

材料》4人分

 里芋    8個(500g)
 鶏もも肉  600g
 (骨付きのぶつ切り)
 ニンジン  1本
 生姜    50g
 煮干し   15g
 粗塩    適量
 酒     カップ1
 醤油    大さじ3
 塩     小さじ1/3

作り方

①里芋は根付きの部分を切り、皮を包丁でこそげてむく。
にんじんは皮をむいて横に四つに切り、しょうがはいくつかに切って皮ごとたたいてつぶす。
煮干しは気になれば頭と内臓を取り除く。


鍋に鶏肉と①を入れ、酒、水カップ6を加えて強火にかける。



煮立ったら火を弱めてアクを取り、ふたを切って(少しずらす)15分間ほど煮る。



ふたをきるのは、水分をあまり飛ばさず臭いをこもらせないためです。

しょうゆ、塩を加え、再びふたを切って15分間ほど煮れば完成です。




スープおいしいっ!


具に粗塩をつけながら食べると美味しいとのことですが、我が家では粗塩をつけなくても美味しくいただきました。



また、ぶつ切りの骨付き鶏もも肉が手に入らなかったので手羽元を使いました。

ねっとり軟らかい里芋や鶏肉も美味しいけど、すごいのはスープ

お肉と野菜と煮干しの旨味がたっぷりで生姜のきいたスープはそれだけでもおかわりしたい味なんです。

煮干しを直接入れるだけで、わざわざダシもとらなくて、めっちゃお手軽なのにこの美味しさは何!?

見た目は相当地味ですが、実に滋味あふれる味の(くだらないダジャレなのでスルーしてね)シチューで暖まって下さいね~♪


この他の土井善晴さんのレシピはこちら

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