おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

自家製甘酒作り その③ お粥から作る

前回の甘酒作りの反省点

こんにちは、たき子です。

甘酒生活をおくっている私。
飲み始めてそろそろ一年。
自分で作り始めて5カ月ぐらいです。

前回、甘酒の記事を書いたとき、保温ポットを使うことに決めた私ですが、実はひとつ悩みが出てきました。

保温ポットの60℃設定がちょうど良いと思っていたのですが、60℃設定にしても実際の中身は50℃強なんです。



50℃では、甘酒はできるけど、硬めの米の粒が残ります

 もう少し粒が柔らかい甘酒を作りたい

ということで、これまで温めたご飯を使っていたのですが、今回はお粥から作ってみたので、その出来をご報告させてもらいます。

ちなみに、これまでは使う器具をどれにするかばかりで、材料については試していませんでしたので、第2段階として材料や配分を試してみようと思っているんです。

気分はちょっとした理科の実験♪


甘酒作りの種類

お粥を使った甘酒作りのご報告の前に、甘酒作りの種類を簡単におさらいしてみますね。

甘酒は、大きく2種類に大別されます。

 ①米麹から作る甘酒
 ②酒粕から作る甘酒

酒粕の甘酒は、酒粕をお湯でのばして砂糖で甘味をつけるものです。
簡単ですが、酒米の搾りかすのためアルコール分が入っています。

私が作っているのは①の米麹から作る甘酒で、麹菌の力で米を糖化させます。
アルコール分が入っていないため、子どもでも妊婦さんでも飲め、離乳食にも使える優れものです。



また、この米麹から作る方法も、材料の割合によって

 “はや作り”
 “かた作り”
 “うす作り”

の3種類に分かれているんです。

“はや作り”
 麹 : 湯 = 1 : 1

“かた作り”
 麹 : 米 = 1 : 1

”うす作り”
 麹 : 米 : 湯 = 1 : 1 : 1

つまり、

 “はや作り”が麹100%

 ”かた作り”は、同量(炊く前の分量)の
 米を加えたもの

 “うす作り”は、さらに同量の湯を
 加えたもの

ということになります。

この中で、私がやっているのは、“うす作り”
麹100%の“はや作り”のほうが甘味が強いらしいのですが、コスパを考えて“うす作り”を採用しています。



まあ、これはあくまでも基本であって、お湯の量など作りやすいように足したりしていますし、この他にも餅米を使ったり、餅を溶かして麹と合わせたり、様々な方法があるようです。

また、もっと麹を少なく、米を多くしてコスパをさらに良くすることもできるようで、いろいろ試してみたいなと思ってます。

今回、米の粒が気になるのでお粥から作ることにしましたが、ミキサーやフードプロセッサーでつぶしてもいいそうです。
我が家はミキサーが小さく、何度もミキサーにかけるよりお粥にしたほうが楽そうだったのでお粥にしました。

それでは、お粥を使った甘酒作りのレシピをどうぞ~♪

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レシピ『お粥を使った甘酒作り』



材料

 米麹  300g
 ご飯  450g(炊きあがった分量)
 水   800g

作り方

①お湯を沸かし、ご飯を入れお粥を作る。



②お粥が65℃位になるまで冷ます。



③冷めれば米麹を入れ、まんべんなくかき混ぜる。



⑤保温ポットに入れ60℃で保温する。



 

⑥時々混ぜて均一に麹菌を行き渡らせながら保温する。



⑦6~8時間後、甘くなれば完成です。



前回、保温ポットのフタを何度も開けると温度が下がるかと思って6時間そのままにしていたら、ムラのある仕上がりになってしまったんです。
放置せずに、時々混ぜてあげると良いようです。


仕上がりは…

お粥から作る甘酒は、米の粒も柔らかく、良い仕上がりです。
米の粒が小さいほうが糖化しやすいそうで、甘味も強く、うまくいきました♥

前回の倍のお湯を入れていますが、甘味が強いため、同じく2倍濃縮として飲めます。
コスパいいですね~♪

ただし、ご飯はお粥にすることで粒がなくなったのですが、米麹そのものは高温で炊けない(菌が死ぬため)ので粒が残りました。

私は粒があるのは嫌いではないのですが、息子は好まないんです。

逆にミキサーでなめらかにするのは私が嫌なんですよね。
この課題をどう解消するか。
甘酒作り、まだまだ模索中です♪

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