おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

珍し食材『がんぞう(干しカレイ)』お弁当にも酒のつまみにも

「がんぞう」って?

こんにちは、たき子です。

がんぞう」という魚をご存じでしょうか。

沼島旅行の帰り淡路島の海産物店でみつけた干しカレイ
がんぞうを買った記事はこちら



 がんぞうやん!

同行した友人2人は知らなかったというこの干しカレイ。
大阪でも、たまにスーパーで見かける位です。

スーパーのラベルには「でびらカレイ」と書かれていました。でびらカレイがんぞうカレイなど、地方によって呼び名が違うようです。

がんぞう

私がその呼び方を聞いたのは父からです。

大阪生まれ大阪育ちの母は、がんぞうのことは知りませんでしたが、赤穂出身の父にはなじみの食材だったようです。

父は魚嫌いでしたが、唯一がんぞうだけは大好物で、自分でトントン叩いてあぶっていたものです。
今思えばどこで手に入れていたのやら。
 
ちょっと珍し食材「がんぞう」。
食べたかも独特の手順があるのでご紹介させていただきますね~♪

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
がんぞうの食べ方

がんぞうは、このままではカチカチです。
食べやすくするための以下の手順が必要です。



①がんぞうを金づちで叩く。

がんぞうには骨がたくさんあります。
布で包み、金づちでまんべんなく叩き、骨をくだきます。
背骨は固いので特にしっかり叩きます。







とんかちで叩くと、この通りぺっちゃんこに。
固かった身がやわからくなります。
丁寧に叩くと、大きい骨も食べられます。


②さっと焼きます。
オーブントースターなら1~2分でOKです。




③荒熱がとれたらほぐします。




お弁当にも酒のつまみにも

ほぐしたら、あとはお好みの食べ方で。

淡路島の店でこんな説明書きをもらいました。



酢の物にしたことはないけど美味しそうですね。

この説明書きでは身からはがして食べるような表現ですが、私はよく噛んで背骨も背ビレも全て食べます。
骨が心配なら骨からはずしたほうがいいかもしれません。

マヨネーズで酒のつまみとしても最高。
私は主にお弁当に使います。
焼いてほぐしたがんぞうに醤油と七味をかけて、ご飯に乗せるんです。



味は…何と表現したらいいのか。

見た目は珍味によくあるタラを干した物に似ていますが、だいぶ違うんですよね。
甘みが凝縮された、ほろ苦さのある大人の味です。

もし見かけたらぜひ一度食べてみて下さい。
ハマるかもしれません♪


*瀬戸内の定番・なつかしの味♪ 無添加・徳島産でびらかれいの干物 200g がんぞうひらめ 出平鰈 ガンゾウビラメ ガンゾビラメ デビラカレイ カレイの干物 おつまみ 酒の肴 出平カレイ 珍味 でべら



この他のめずらし食材の記事はこちら

赤水菜
わさび菜
シャコエビ
スイスチャード・葉
スイスチャード・茎
コシアブラ
コールラビ
コールラビ
コリンキー①お手軽4品
コリンキー②焼き物2品
コリンキー③カポナータ
菊芋
ロマネスコ