大阪市の小学校給食を作る『冬瓜のうま煮』
大阪市の小学校で
2学期&給食スタート
こんにちは、たき子です。
昨日に引き続き、元大阪市の小学校給食調理員がお届けする大阪市小学校給食献立です。
ニュースで見ましたが、大阪市の小中学生は昨日から2学期がスタートしたそうですね。
これまでも、エアコンの設置が完了した学校から順番に、従来より1週間ほど早い8月25日から2学期がスタートしていましたが、今年は大阪市内の小学校全てにエアコンが完備し、大阪市で全校揃って2学期を迎えたそうです。
うちの子の小学校は前からエアコン入ってるから同じやわ、と思う方もおられるかもしれませんが、全校揃ったことにより、大きく変わったことがあります。
それは、給食も早く始まるということ。
去年までのような、学校は始まったけど給食は始まっていないというようなことはなく、始業式の翌日から給食が提供されるようになったのです。
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給食室の職場環境改善は
まだまだ遅れている
職員室には大昔からエアコンがあり、これで教室にもエアコンが完備されました。
でも、給食室はそのままです。
空調なしの猛暑の中でも給食を作らなければいけません。
火を使うから学校の中でも一番暑い場所なんですけどね。
給食室にエアコンが完備されるのはいつのことやら。
給食調理員は、大阪市の職員から業務委託会社に順に切り替えていますし、限られた予算の中で、大阪市が委託会社社員の健康の事までおもんばかってくれるかは疑問の残るところです。
でも、熱中症など健康の問題だけではなく、食中毒予防の観点からもエアコンは必要ではないかと。
40℃を越える室内調理は集団給食にふさわしい環境とは言い難いと思うのですが。
冬瓜メニューのバリエーション
今回ご紹介させていただく給食レシピは、この季節にしか登場しない“冬瓜”を使った料理です。
大阪市の小学生給食の冬瓜料理はスープに入れるか煮物にするか。
数年前、カレーに入れたこともあったかなあ?
献立名は「冬瓜の煮物」だったり「冬瓜のうま煮」だったり。
味のベースも和風ダシだったり中華スープを使ったり。
具材は冬瓜だけだったり、鶏肉や豚肉を入れたりと、バリエーションはありますが、基本あまり変わりません。
煮て味をつけて片栗粉でトロミをつける。
ごくシンプルな調理法です。
冬瓜自体の味が淡白で、濃い味付けにすると冬瓜をいかせないけど薄味では全体の味が薄くなるから、トロミをつけてダシが絡むようにするんでしょう。
トロミをつけることで口あたりのよい煮物になります。
今回は、豚バラの薄切りを入れて豚の脂でコクをだしたうま煮にしてみました♪
大阪市の小学校給食再現レシピ
『冬瓜のうま煮』
《材料》
冬瓜 600g
※中サイズの冬瓜の1/8個位
豚バラ薄切り 150g
湯 200ml
中華スープの素 小さじ1
薄口醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
生姜 1片
水溶き片栗粉 大さじ2
《作り方》
①八つ割りに切られた冬瓜は種の部分を切り取る。
2㎝位に切ってから皮をむくとむきやすいです。
2㎝幅の冬瓜をさらに食べやすい一口大に切る。
②湯を沸かし1㎝位に切った豚バラを入れて煮る。
③色が変われば冬瓜を入れ、中華スープの素、みりん、薄口醤油を入れる。
フタをして、中弱火で7~8分、冬瓜が柔らかくなりきる直前まで煮る。
最初は水分がほとんどありませんが、煮える頃には水分がでて調味料が全体に行きわたります。
④煮えれば水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ、最後にすりおろした生姜を入れれば完成です。
《ポイント》
・煮始めの水分が少なく感じると思いますが、冬瓜は野菜の中でも特に水分の多い野菜です。驚くほど水分が出ますので、思いきって少な目の水分でスタートしてください。
・煮すぎは厳禁です。
冬瓜の角がとれはじめたら、すぐに仕上げにかかります。
煮すぎるとすぐに崩れて、ダシ汁か冬瓜かわからなくなってしまいます。
できるだけ買ったその日に調理
“冬瓜”、冬の瓜。
冬まで貯蔵できるから冬瓜と言われるそうですが、保存に向くのはあくまでもの皮のまま丸ごとの冬瓜。
私は今回、前日に買っておいたのですが、翌日冷蔵庫を開けてびっくり!
白い断面が無惨に茶色く変色して、ずるっとしているではありませんか(泣)。
足が早いとは知ってたけど、一晩でここまでとは。
泣く泣く変色した部分を切って捨てて使いました。
食べられるはずのものをはずのものを腐らせて捨てなアカンなんて、ケチな大阪のおばちゃんとしてはあるまじき行為でした。
許せ、冬瓜。
来年はちゃんと食べきってあげるからね。
その他の大阪市小学校給食再現レシピ
【和風の煮物】
【ひじき豆】
【スープ煮】
【まぐろのオーロラ煮】
【すき焼き煮】
【高野豆腐の炒り煮 】
【切り干し大根の炒め煮】
【りんごのクラフティ】
【かぼちゃのクリームシチュー】
【もずくとオクラのとろり汁】
【夏野菜のカレーライス】
【ビビンバ】
【変わりピザ】
【白菜のクリーム煮】
【鶏肉の○○焼き】
【冬野菜のカレーライス】
【電子レンジで作れる『中華おこわ』】
2学期&給食スタート
こんにちは、たき子です。
昨日に引き続き、元大阪市の小学校給食調理員がお届けする大阪市小学校給食献立です。
ニュースで見ましたが、大阪市の小中学生は昨日から2学期がスタートしたそうですね。
これまでも、エアコンの設置が完了した学校から順番に、従来より1週間ほど早い8月25日から2学期がスタートしていましたが、今年は大阪市内の小学校全てにエアコンが完備し、大阪市で全校揃って2学期を迎えたそうです。
うちの子の小学校は前からエアコン入ってるから同じやわ、と思う方もおられるかもしれませんが、全校揃ったことにより、大きく変わったことがあります。
それは、給食も早く始まるということ。
去年までのような、学校は始まったけど給食は始まっていないというようなことはなく、始業式の翌日から給食が提供されるようになったのです。
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給食室の職場環境改善は
まだまだ遅れている
職員室には大昔からエアコンがあり、これで教室にもエアコンが完備されました。
でも、給食室はそのままです。
空調なしの猛暑の中でも給食を作らなければいけません。
火を使うから学校の中でも一番暑い場所なんですけどね。
給食室にエアコンが完備されるのはいつのことやら。
給食調理員は、大阪市の職員から業務委託会社に順に切り替えていますし、限られた予算の中で、大阪市が委託会社社員の健康の事までおもんばかってくれるかは疑問の残るところです。
でも、熱中症など健康の問題だけではなく、食中毒予防の観点からもエアコンは必要ではないかと。
40℃を越える室内調理は集団給食にふさわしい環境とは言い難いと思うのですが。
冬瓜メニューのバリエーション
今回ご紹介させていただく給食レシピは、この季節にしか登場しない“冬瓜”を使った料理です。
大阪市の小学生給食の冬瓜料理はスープに入れるか煮物にするか。
数年前、カレーに入れたこともあったかなあ?
献立名は「冬瓜の煮物」だったり「冬瓜のうま煮」だったり。
味のベースも和風ダシだったり中華スープを使ったり。
具材は冬瓜だけだったり、鶏肉や豚肉を入れたりと、バリエーションはありますが、基本あまり変わりません。
煮て味をつけて片栗粉でトロミをつける。
ごくシンプルな調理法です。
冬瓜自体の味が淡白で、濃い味付けにすると冬瓜をいかせないけど薄味では全体の味が薄くなるから、トロミをつけてダシが絡むようにするんでしょう。
トロミをつけることで口あたりのよい煮物になります。
今回は、豚バラの薄切りを入れて豚の脂でコクをだしたうま煮にしてみました♪
大阪市の小学校給食再現レシピ
『冬瓜のうま煮』
《材料》
冬瓜 600g
※中サイズの冬瓜の1/8個位
豚バラ薄切り 150g
湯 200ml
中華スープの素 小さじ1
薄口醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
生姜 1片
水溶き片栗粉 大さじ2
《作り方》
①八つ割りに切られた冬瓜は種の部分を切り取る。
2㎝位に切ってから皮をむくとむきやすいです。
2㎝幅の冬瓜をさらに食べやすい一口大に切る。
②湯を沸かし1㎝位に切った豚バラを入れて煮る。
③色が変われば冬瓜を入れ、中華スープの素、みりん、薄口醤油を入れる。
フタをして、中弱火で7~8分、冬瓜が柔らかくなりきる直前まで煮る。
最初は水分がほとんどありませんが、煮える頃には水分がでて調味料が全体に行きわたります。
④煮えれば水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ、最後にすりおろした生姜を入れれば完成です。
《ポイント》
・煮始めの水分が少なく感じると思いますが、冬瓜は野菜の中でも特に水分の多い野菜です。驚くほど水分が出ますので、思いきって少な目の水分でスタートしてください。
・煮すぎは厳禁です。
冬瓜の角がとれはじめたら、すぐに仕上げにかかります。
煮すぎるとすぐに崩れて、ダシ汁か冬瓜かわからなくなってしまいます。
できるだけ買ったその日に調理
“冬瓜”、冬の瓜。
冬まで貯蔵できるから冬瓜と言われるそうですが、保存に向くのはあくまでもの皮のまま丸ごとの冬瓜。
私は今回、前日に買っておいたのですが、翌日冷蔵庫を開けてびっくり!
白い断面が無惨に茶色く変色して、ずるっとしているではありませんか(泣)。
足が早いとは知ってたけど、一晩でここまでとは。
泣く泣く変色した部分を切って捨てて使いました。
食べられるはずのものをはずのものを腐らせて捨てなアカンなんて、ケチな大阪のおばちゃんとしてはあるまじき行為でした。
許せ、冬瓜。
来年はちゃんと食べきってあげるからね。
その他の大阪市小学校給食再現レシピ
【和風の煮物】
【ひじき豆】
【スープ煮】
【まぐろのオーロラ煮】
【すき焼き煮】
【高野豆腐の炒り煮 】
【切り干し大根の炒め煮】
【りんごのクラフティ】
【かぼちゃのクリームシチュー】
【もずくとオクラのとろり汁】
【夏野菜のカレーライス】
【ビビンバ】
【変わりピザ】
【白菜のクリーム煮】
【鶏肉の○○焼き】
【冬野菜のカレーライス】
【電子レンジで作れる『中華おこわ』】