おばちゃんDays

調理師たき子によるオオサカのおばちゃんブログ

大阪市の小学校給食を作る『りんごのクラフティ』

大阪市小学校給食のデザート事情
こんにちは、たき子です。

元大阪市の小学校給食調理員による給食再現レシピです。

大阪市では冷たいデザートは、果物以外にはあまり登場しません。

理由は、調理済み食材用の冷蔵庫を設置していない学校があるからだと聞いたことがあります。

だから手作りゼリーとかも無し。

冷たいデザートはカップヨーグルトや冷凍ミカン位です。
冷蔵庫がないのにヨーグルトをどこに置いておくのか。
牛乳用の保冷庫のスキマに入れておくんです。
牛乳保冷庫に、カップのヨーグルトや切った後の果物を入れることは認められているんです。

そんな大阪市の小学校給食ですが、こうした設備上の制約を受けながらも、冷やさなくてもできる手作りデザートを考えてくれています。

焼きプリンういろう大学イモなどは一からの完全な手作りです。
フルーツ白玉ヨモギ団子などは冷凍の団子を加熱し、手作りのタレやフルーツと合わせた、半手作り給食です。


デザート一番人気のクラフティ

完全な手作りデザートのうち、一番人気が『クラフティ』シリーズ。

 ・りんごのクラフティ
 ・ミックスフルーツのクラフティ
 ・桃のクラフティ

フルーツ缶詰めの種類は変わりますが基本は一緒。

私の息子も大好物で、「給食で食べたコレ作って」と、唯一言われた献立です。

それでは、大阪市小学校給食で人気のクラフティのレシピをどうぞ~♪


大阪市小学校の給食再現レシピ
 『りんごのクラフティ』


材料》(作りやすい分量・グラタン皿2枚分)

 煮リンゴ  600g
 コーンフレーク    カップ1
 
 生クリーム 100cc
 卵     1個
 薄力粉   50g
 砂糖    25g
 

作り方

①グラタン皿などの耐熱皿にうすくバターを塗り、コーンフレークを敷く。
大きなコーンフレークは少しつぶしたほうが生地との馴染みが良くなります。



②卵を泡だて器で混ぜ、砂糖と生クリームを入れてさらに混ぜる。



③ふるった薄力粉を入れ混ぜる。



④煮リンゴを入れて混ぜる。



⑤コーンフレークを敷いたグラタン皿に流し入れ、180℃に余熱しておいたオーブンで25分焼けば完成です。




ポイント

・私はグラタン皿を使いましたが、耐熱のシリコンや、テフロン加工の容器を使えば、バターを塗る手間が省けます。

・耐熱であればどんな器でも大丈夫ですが、浅い器のほうが火の通りが良くて作りやすいです。

ちなみに、大阪市の小学校給食では、ミニバットと呼ばれるテフロン加工の食缶(給食を提供する容器)で1クラス分をまとめて焼いています。

・りんご煮ではなく、お好みのフルーツ缶詰めで作ればお手軽です。
給食でもフルーツ缶詰を使っています。
その場合は水分をしっかり切って下さい。

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給食ではスチームコンベンションで蒸し焼きモード210℃で25分焼きますが、家庭では普通のオーブンで大丈夫です。

コーンフレークは、給食ではプレーンを使っていますが、シュガーがまぶしてあるタイプでも何ら問題はありません♥

今回は、古くなりかけたリンゴを煮て冷凍しておいたものを使いました。



リンゴ煮のレシピはこちら 

フルーツ缶詰めの他に、苺やバナナなど火の通りやすい生の果物を使っても美味しそうですよね。

生クリームも余ったものを冷凍しておいたものです。
生クリームは冷凍可能です。ただし、解凍したものは泡だたないので、泡だてる必要のないものに使っています。



息子とおやつタイム。

 「どう? 懐かしい?」

 「・・・・」

覚えてへんのかーい!
でもまあ、5年ほど前だから無理もないか。

 「でも、普通に美味しいわ」

という感想でした。
覚えていなくても美味しいなら、まあいいか!

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